琉叶短編[銀魂]
2010年
神楽の子供の頃の夢。
夜兎にだって、自分の血に抗う権利はあるんだ。
俺に殺されたくせに、なんでみんな幸せそうな顔をするんだ。
望んではいなかった殺しを、その子鬼はいつも繰り返していた。
心なんてものは、どれだけ時間が経っても中々変わってくれない。
紅葉が舞い散る中で、銀時ともう一人の人格が入れ替わる。
攘夷戦争終結後、攘夷志士たちは散り散りに散ってしまう。
「人を護る剣」と「人を殺す剣」。殺すのは簡単でも、護るってのは難しい。
2011年
銀時が考えていそうなことを厨二真っ盛りな作者が唄にして書いたもの。
○ねぇ、どうしたら仲良くなれる?[銀魂][R-18G][幼少期][屍を喰らう鬼]
いつも一人だ。誰でもいいから僕と仲良くしてよ。
感情があって苦しいのなら、その感情を捨ててしまえばイイんだ。
曇天は太陽が出ているわけでもないし、雨が降っているわけでもない。
気が付けば、目の前に血濡れの親がいた。カラスは、血濡れた子を見ていた。
昔の俺は、とても窮屈な日々を過ごしていた。
死んだ人間の前で何を口にしようとも、屍がそれに言葉を返すことはない。
俺は、みんなにとってどんな存在なの?
子は生来の異質な色のせいで誤解され、いつしか鬼と呼ばれるようになった。
親が自分を殺しに来た時の絶望は、一体どれほどのものなのか。
夜叉のやる事成す事、全て意味のないものに変わり果ててしまう。
元々何も入っていなかった器に、先生は心をくれた。そんな先生を、俺は──
いつからだなんて関係ない。守りたいと思ったモンを守れたら、それでイイ。
○忘れるわけにはいかない、忘れたくはないもの[銀魂][原作]
過去に死んだ奴らでも、俺はみんなみんな、背負って生きてやる。
テレビで誰かが人生について話している。銀時はそれを聞いておかしく思った。
人にはそれぞれ「怖い」ものがある。でも、本当に怖いものは身近にあるんだ。
他人にキツくあたるのも、優しく接するのも、結局はただの自己満足でしかない。
2012年
○[唄]赤く濡れるは血濡れ夜叉[銀魂][R-18G][白夜叉]
恩師を守ろうとして、逆に自分が救われてしまった、悲しき夜叉の唄。
○その目にうつる世界[銀魂][R-18G][幼少期][屍を喰らう鬼]
血の匂いがしたから様子を見に行ってみれば、俺の嫌いな人種がそこにいた。
「屍を喰らう鬼」それはあまり喜べる名前ではないが、鬼はそれに感謝もしている。
少年は弱かったからこそ、一度全てをなくしてまっさらな状態にかえれた。
烏は餌の在り処を見つけ出し、仔は餌を烏に分け与えていた。
自分を拾ってくれた人が自分を殺そうとするなんて、子供は想像すらしてなかった。
望まずとも、銀時の周りにはいつだって血の匂いがまとわりつく。
常に他人の目を気にしてると、人は知らず知らずその行動範囲を狭めてしまう。
時代がひとつ区切りを迎えても、俺自身はなにも変わらない。
時折、不安に駆られることがある。それを、どこか他人事のように感じていた銀時。
俺が必要とされるのは、いつだって戦場だった。
どれだけ思い願っても、未来は何も変わっちゃくれない。
攘夷戦争が終わり、時代が終わりを迎えた。そんな中、二人の青年は遭遇する。
2013年
それは優しさなのだろうか。俺のことを嫌悪してるくせに、生殺しもいいところだ。
昔のことを思い出し、銀時は自分の馬鹿さ加減に泣きたくなった。
○七夕に垣間見える[銀魂][R-18G][原作][銀時][土方][白夜叉]
銀時は気まぐれで昔話を一つ、土方へすることにした。
○信じるべきではなかった[銀魂][原作][銀時]
金時に記憶を上書きされたとは言え、お前らが俺をそんな目で見るなんて。
2014年
不良な銀時たちの、楽しくない学校生活(喧嘩生活)
姉にアンドロイド─個体名:銀時─を姉に送りつけられた新八。
2015年
○体育祭が始まるよ!![銀魂][パラレル][銀時]
「銀魂高校」の体育祭が今始まるよ! (尻切れトンボ)
【白銀の生き様】のボツネタ1
【白銀の生き様】のボツネタ2
2016年
依頼で算盤や剣術を教えることになった銀時。
雷が苦手な銀時の話。
○雷が怖い神楽[銀魂][原作]
雷が苦手な神楽の話。
○和菓子屋[銀魂][パラレル]
和菓子職人の銀時の話。
○大江戸図書館[銀魂][原作]
定期的に大江戸図書館の司書をしていた銀時。
2020年
銀時の元にかかってきた電話、その相手は……
2022年
○泡影の未来[銀魂][万事屋よ永遠なれ][銀土]
捧げ物「土方君、遅いよ」の補完話的な。
〇松陽の繋いだ命[銀魂][ザ・ファイナル][銀時][高杉]
坂田銀時2022年誕生日記念小説。ザ・ファイナルで登場した少年は。