出だし過ぎて何を書きたかったのか一切思い出せない静雄目線の書きかけ供養。
青い空、白い雲、小鳥は囀り羽をはばたかせる。
さぁ、飛ぶぞ飛ぶぞ。
小鳥たちは二、三羽でかたまり、お互いにそうやって主張し合うかのように羽ばたきを激しくさせていく。
そして次の瞬間には、俺の見上げる空へと小さな翼を広げた。
飛ぶ直前に翼を羽ばたかせる必要はないだろうに、さっきの小鳥たちは遊び仲間だったのかだろうか。
──やっぱ、鳥はいいな
頭の後ろで腕を交差して、グダグダな日向ぼっこを満喫していた俺は、何の気もなしにそんなことを思った。
別に俺は鳥が好きなわけじゃねぇ。
まぁ、逆に嫌いなわけでもねぇけど。
ただあのノミ蟲と比べると、この世に生きる全ての生き物がマシに見える。
あのノミ蟲野郎、毎度毎度俺にちょっかいをかけてきやがって
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