【銀魂】二人の不死者のあらすじ2
- siversou
- 13 時間前
- 読了時間: 2分
私が【長編】で掲載している「万事屋よ永遠なれ」の補完話の地続きのif話、
【二人の不死者】について、友人に説明する際に書いた文です。
本作のあらすじは別にあるのですが、こちらはこちらで個人的にはあらすじとして良きなのでは?
と気に入ってしまった為、SSとして投稿し供養したいと思います。
魘魅銀時が死ぬ寸前、これでようやく世界の絶望が終わる。
世界を滅ぼす魔王を排除できる。
その事に安堵し、己の死の訪れに魘魅銀時は安らかに目を閉じた。
これで、全てがきれいに片付くはずだったのに。
世界は、終わらなかった。
瞼の向こうが眩く光った思った次の瞬間、魘魅銀時は既に、見知らぬ場所にいた。
それは遠い過去。
魘魅銀時の体内に巣食うナノマシンウィルスと、タイムマシンが妙な作用をし、魘魅銀時のみが、過去に飛ばされてしまったのだ。
銀時は絶望した。
しかし、前までは自分の意思でほとんど動かせなかったはずの体が動かせるようになっていた。
ある意味チャンスだ。今度こそ自分の手で全てを終わらせられるチャンス。
銀時は何度も何度も己に錫杖を突き立てる。
臓物をぶちまけ、鮮血飛び散らせ、四肢を引き裂いた。
だが終わらない。
痛みの苦しみは続くのに。安らぎの死は訪れない。
絶望は、終わらない。
慟哭する。世界を滅ぼす魔王は、この世に留まり続ける羽目となった。
これは、死ぬに死ねなくなった不死の魔王と、別の世界では地球を自分の意思で自分事滅ぼそうと考えていた、魔王となる不死の子供が出会い、生きていく物語。
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