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白 銀 の 戦 慄
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【銀魂】万事屋よ永遠なれの桂
あのヅラが、万事屋よ永遠なれ時空で高杉みたいな衣装を着用していた理由について、らしくないなと思ったから書いてみたSS。 やっぱり自分は、万事屋よ永遠なれが好きなんだなって、これ書いててすらすら文字を紡げたので再認識するなどしましたよね。 逢魔が時。 光と闇が交わり、闇が世界を侵食しようとしているように映る、そんな不穏な一時。 男は燻(くゆ)る煙管からの色を追って空を見上げ、自嘲気味に口角を上げた。 「……なんて、俺らしくもない発想だな」 男は時折、好んでいるわけではない煙管を口にし、思いに耽ることがあった。 それは、今姿なき友を思ってか。 それは、姿なき友を思い、姿を晦ませた友を思ってか。 どちらも男にとっては大切な友であった。 共に戦場を駆け、かつての思い出を共有している掛け替えのない存在であった。 であるにも関わらず、片鱗はあったというのに男はそれに気づくことができず。 結果、見見(みすみす)今の現状を招いてしまった。 過去を悔やんで立ち止まっているのは男の性分に合わないが、だからこそ、過去を繋ぎ留めておきたくて、男──

siversou
4 日前読了時間: 2分
【銀魂】叶うことのなかったif
12日に投稿した「成人の日」SSの続編で、万事屋よ永遠なれ時空です。 数年前までは、ずっとこうやって変わらない馬鹿を続けられると思っていた。 それが前触れもなく急に終わってしまうだなんて、当時は想像もしていなかっただけに、時間が経ち、月日の経過以上に煤けて見える万事屋の室内を見て、神楽はぼそりと独り言ちた。 「どこに行ったのよ……ばか」 今年でもう、神楽も19を迎える。 今日で万事屋の主であった坂田銀時が失踪し、約五年が経過。 1月14日。今年の成人の日も過ぎ、来年を迎えてしまうと、神楽ももう20歳を迎える歳になってしまう。 銀時が失踪することになった年の新春、柄にもなく、神楽の成人の日について、銀時が話題にすることがあった。 地球では一応18歳で元服と言って、成人と認められる風習があるが、神楽の故郷ではどうなのか、と。 神楽も深く気にしたことがなかった為、その時は「覚えてないヨ」と答えてしまったけれど、その後に、多くの星では20歳を成人として認めているという天人情報を入手し、それなら、神楽の成人の日は「20」を迎える歳になるのか

siversou
1月14日読了時間: 2分
【銀魂】成人の日
新しい年を迎えども、酷寒のみぎり。 手足から冷えが襲い、心になんとも言えない寂しさを去来させる。 夜明けと共に定春に促されて万事屋を出た銀時は、江戸の朝早い人々の流れに紛れ、いつも行く散歩コースを辿っていた。 普段ならばあくせく働く町民しか見かけることのないこの時間帯。 しかし、今日に限ってはまだ少年少女の域を出ない若人たちが、どこか晴れやかな顔つきでちらほら出歩いているのを見かける。 なんだって今日に限って…… そこまで考えて、銀時は足を止めた。 「あー、成人の……」 「わん!」 銀時が足を止めたのに合わせ、定春も足を止めて銀時を振り返って一吠え。 これから内輪で成人を祝うつもりなのか、足を止めた銀時と定春を通り過ぎていく若人たちの顔は、どこか誇らしげで。 一瞬、神楽が成長した姿を思い浮かべ、銀時はいづれ訪れるであろう未来を思い、乱雑に頭を掻き毟った。 「成人の日、か」 自分の時は、祝いらしい祝いをした記憶もないだけにどんな顔でその日を迎えればよいのか、イマイチ想像がしにくい。 しかし、いつかは訪れるであろう未来の可能性の

siversou
1月12日読了時間: 2分
【銀魂】ぷれぜんと
屍を喰らう鬼 そう言われ始めたのは、いつだっただろう。 覚えているのは、戦場後の屍から食えそうなものを剝ぎ取ってる時、視界に映る範囲で、誰かが声をあげながら腰を抜かして、走り去って行った後から、そう言われるようになったことくらい。 身寄りもない子供がこうやって生きてることに、一体何を恐れ戦くというのか。 いや、理由はなんとなく分かってた。 問題はたぶん、自分が普通の子供ではなく、見た目が他と少し異質な、銀髪だった点だろう。 そこさえ違えば、あそこまで驚かれることもなかったんじゃないかって、そう思わないでもない。 まぁ、こんなこと考えたところで、所詮たらればの詮無き話なんだけど。 ただ、そう呼ばれ始めてから起こることは、悪いことばかりではなかった。 異名というのは、それだけで人を畏怖させる効果があるらしい。 前までは遠目に視線を感じても、汚らわしいものを見る目で見て、離れるものもいたことがあるというのに。 屍を喰らう鬼、と。 そう呼ばれるようになってからは、俺が生きた人を殺して屍にしてから身包みを剥ぐんじゃないかって、そう恐

siversou
2025年12月27日読了時間: 2分
【銀魂】墓標での誓い
冬になると思い出す。 足先が冷たさを忘れて、感覚がおかしくなったのか、熱を持ったように錯覚するほどの、寒い雪の日。 その日も、いつものように当てもなく練り歩いて、体を休ませる場所として選んだのは墓地だった。 雪の降る日だ。滅多なことじゃ人は来ないだろうと、そう踏んで顔も知らない奴の墓石を背もたれ代わりに、休ませてもらっていた。 だが、人が来ないと思って背を借りていたその墓石の主は、よっぽど人に慕われていた人物だったらしい。 寒さに凍えることも忘れ、気配を消して様子を伺っていると、一人の婆さんが饅頭を供えにやってきた。 ダメだと言われることを覚悟で俺は一つ、その婆さんにお伺いを立ててみた。 「オーイ、ババー。それ、まんじゅうか? 食べていい? 腹減って死にそうなんだ」 断られたら、流石に遠慮しようかと考えていた。 それか、婆さんがいなくなった後にでも、ありがたくいただこうかと。 けど、その婆さんは思ってもいない返しをした。 「こりゃ私の旦那のもんだ。旦那に聞きな」 面白い婆さんだった。死人が口を聞けるわけないってのに。...

siversou
2025年12月14日読了時間: 2分
【銀魂】湯たんぽ
「銀ちゃん、あれ、なにアルか」 「あれ? あー、あれは古き良き日本の伝統暖房器具、その名も“ゆたんぽ”だ」 「湯たんぽ? なんか美味しそうな名前アルな」 「食いもんじゃねーぞ」 「じゃあどうやってつかうアルか」 「俺も実際に使ったことないから知らね」 「使えない天パアルな」 「んだとこのガキ。全国の天然パーマさんに喧嘩売ってんのか」 「喧嘩売ったのは銀ちゃんにだけアル」 「ちょっとちょっと、こんな往来で子供みたいなやりとり止めてくださいよ。恥ずかしいなぁ、まったく」 「じゃあ新八はあれ、どうやって使うのか知ってるアルか」 「まぁ、うちでも昔使ってたからね」 「じゃあ教えろよ。あれ、どうやって使うネ」 「湯たんぽはね、名前に“湯”って書いてある通り、温かいお湯を中に入れて間接的に温かくなるその容器を暖房代わりにする道具なんだ」 「つまり、あの中にはお湯が入ってるアルか」 「そういうことだね」 「銀ちゃん、私湯たんぽ使ってみたいアル!」 「うちにそんなお金はありません。お妙のとこに余ってんならその内泊めてもらって使わせてもらえ」 「それもそうネ。今度

siversou
2025年12月1日読了時間: 1分
【銀魂】加湿器
11月ってなんだろ、11月にあげれそうなSS何を書こうと瞑想していた時に、私パッと思いつきました。 11月前後には乾燥もひどくなって加湿器を導入し始めるだろう!!万事屋にはまだなかった(少なくとも作中には登場していない)ので、それならばそれで書こう!! と思いついたネタのメモ。 (普通に面白いと思ったネタなので、機会があれば普通に短編として書きたいな、と。機会があれば)。 秋でもなく、かといって完全な冬かと気かれると、冬ほど酷い雪が降ったりするわけではないため、冬と言えば冬だが、果たして完全武装の冬かどうかと問われると一度逡巡せざるを得ない月。 それが、十一月。 そして、雪の代わりに一足先に訪れるもの。 それは乾燥だ。 そう、十一月を迎えると、途端に乾燥が酷くなる。 寝て起きるだけで喉はカラカラになるし、そのせいで風邪を引きやすくもなる。 では、そんな時人はどうするのか。 答えは…… 「加湿器だぁ? んで、そんなものどうして万事屋(ウチ)に?」 その日万事屋に訪れたのは、リサイクルショップ地球防衛基地が店主、 十徳の娘だった。.

siversou
2025年11月27日読了時間: 3分
【銀魂】君の色は
過去作。読まなくていいです。 「……白かな、いや銀色…うーん。」 「なぁーにブツブツ言ってんのとおしろ?」 俺の可愛い可愛い恋人が朝に万事屋に来たんだけどずっとこっちを見たまま何かをブツブツつぶやいている。 暫くそっとしといたけど、いい加減気になるから読んでたジャンプ置いて尋ねてみた。 「え…っ、やっ、別にブツブツなんて言ってねーしっ。」 「そう?さっきからなんか言ってた気がしたんだけど。」 「き、気のせいだろ?」 「ふーん……。」 知らないふりしてるけど顔赤いしあわあわしてるしごまかせてない、相変わらず嘘が下手だなぁ…そこが可愛いんだけどね。 疑わしそうな視線を向ければ気まずそうに顔を背けられる。 「な、なんだよ…。」 「んー?嘘ついてるとおしろになんて本音を言わせようかなぁーって。」 「うっ、嘘なんてついてねぇっ!」 「じゃあなんでこっち見ないの?」 「っ……………。」 意地になって否定するからちょっと意地悪に尋ねてみたら唇をきゅっと噛んで俯いてしまった。 可愛いけど綺麗な唇に傷がつくからやめてほしい。 仕方ないなぁと思いながら席を立ち十四朗
ナオト 藤咲
2025年11月14日読了時間: 3分
【銀魂】焼き芋
本当に久しぶりに、妥協のSSで会話文のみのSSをあげていきたいと思います。 「銀ちゃん、おかわりヨ」 「おっま、もう食ったのかよ。ほらよ」 「あろがとネ」 「神楽ちゃん、熱いのによく素手でいけるね」 「なに言ってるネ新八。焼き芋は焼きたてアッツアツの内に如何に熱いのを我慢してハッハッしながら人より多く食べれるかの戦争アルよ」 「せ、戦争って……」 「そうだぞ、新八。こいつのこの勢いだと、急いでくわねーと食いつくされっちまうぞ」 「万事屋でやる久しぶりの焼き芋なんですから、ゆっくり今を味わって食べたいんですけど」 「うちの家計は火の車なの知ってんだろ。お前はいいよな新八。家に帰ればねーちゃんがご飯作ってくれんだから」 「姉上の作るごはんは大体かわいそうな卵付なので、僕が作ることも多いんですけどね」 「おかわりヨ」 「だからはえーって!! 銀さんまだ二本目だぞ! ちったー遠慮しろ!!」 「あまい、焼きたての焼き芋より甘いアル銀ちゃん。油断したら戦場では負けを覚悟するしかないヨ」 「お前に焼き芋出してやってんの俺なんだけど? 戦う前から特大の不利背負っ

siversou
2025年11月14日読了時間: 2分
【銀魂】二年後に再会するその時まで
万事屋にある通称“社長椅子”。 そこは、普段は万事屋の社長である坂田銀時が座る場所であり、時折神楽が座ることもあった椅子だった。 だが、新八がそこに座ることはなかった。 坂田銀時が、万事屋からいなくなる時までは。 銀時も神楽も、それぞれがそれぞれの「やるべきこと」の...

siversou
2025年10月27日読了時間: 2分
【銀魂】万事屋の朝ご飯事情
神楽はカレンダーを見ていた。 カレンダーの当番割を見ていた。 三日連続で自分が担当になっている始めの日である、今日の日付を見ていた。 「んー」 「……なにやってんの? そんな見つめても、明日にワープするための次元の扉とかあかねーぞ」...

siversou
2025年9月14日読了時間: 2分
【銀魂】ちょっと変わってる大五郎くん
大五郎くんは、ちょっとだけ変わってる。 普段はボーと、ちょっと気の抜けたような話し方。 でも、たまに人が変わったようになるの。 なんていうんだろ……ハードボード? みたいな? 酸いも甘いもしゃぶりつくした大人!! みたいな。 なんかね、そんな感じになるの。...

siversou
2025年8月14日読了時間: 2分
【銀魂】ヅラが銀時と再会する前
SS更新のために最近はつらつらとまとまりのない文章を生産するだけになってきましたが、ふと思い出しました。 自分の元々の二次創作の始まりは、こんな書き方だったな、と。 この書き方、自分の中にあるキャラクターの思考を勝手に想像して思うがままに書けばいいので、凄い筆が乗るんですよ...

siversou
2025年8月1日読了時間: 4分
【銀魂】二人の不死者のあらすじ2
私が【長編】で掲載している「万事屋よ永遠なれ」の補完話の地続きのif話、 【二人の不死者】について、友人に説明する際に書いた文です。 本作のあらすじは別にあるのですが、こちらはこちらで個人的にはあらすじとして良きなのでは?...

siversou
2025年7月1日読了時間: 2分