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​白 銀 の 戦 慄

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[銀魂]墓標での誓い

執筆者の写真: siversou
siversou
2025年12月14日
読了時間: 2分

更新日:2月9日

 冬になると思い出す。

 足先が冷たさを忘れて、感覚がおかしくなったのか、熱を持ったように錯覚するほどの、寒い雪の日。

 その日も、いつものように当てもなく練り歩いて、体を休ませる場所として選んだのは墓地だった。

 雪の降る日だ。滅多なことじゃ人は来ないだろうと、そう踏んで顔も知らない奴の墓石を背もたれ代わりに、休ませてもらっていた。

 だが、人が来ないと思って背を借りていたその墓石の主は、よっぽど人に慕われていた人物だったらしい。

 寒さに凍えることも忘れ、気配を消して様子を伺っていると、一人の婆さんが饅頭を供えにやってきた。

 ダメだと言われることを覚悟で俺は一つ、その婆さんにお伺いを立ててみた。


「オーイ、ババー。それ、まんじゅうか? 食べていい? 腹減って死にそうなんだ」


 断られたら、流石に遠慮しようかと考えていた。

 それか、婆さんがいなくなった後にでも、ありがたくいただこうかと。

 けど、その婆さんは思ってもいない返しをした。


「こりゃ私の旦那のもんだ。旦那に聞きな」


 面白い婆さんだった。死人が口を聞けるわけないってのに。

 だから、遠慮なく饅頭をいただくことができた。

 その代わり、俺は一つ、自分に誓いを立てた。


あんたの大事なもん、あんたの代わりに、俺が護ってやる


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