【銀魂】君の色は
- ナオト 藤咲
- 20 時間前
- 読了時間: 3分
過去作。読まなくていいです。
「……白かな、いや銀色…うーん。」
「なぁーにブツブツ言ってんのとおしろ?」
俺の可愛い可愛い恋人が朝に万事屋に来たんだけどずっとこっちを見たまま何かをブツブツつぶやいている。
暫くそっとしといたけど、いい加減気になるから読んでたジャンプ置いて尋ねてみた。
「え…っ、やっ、別にブツブツなんて言ってねーしっ。」
「そう?さっきからなんか言ってた気がしたんだけど。」
「き、気のせいだろ?」
「ふーん……。」
知らないふりしてるけど顔赤いしあわあわしてるしごまかせてない、相変わらず嘘が下手だなぁ…そこが可愛いんだけどね。
疑わしそうな視線を向ければ気まずそうに顔を背けられる。
「な、なんだよ…。」
「んー?嘘ついてるとおしろになんて本音を言わせようかなぁーって。」
「うっ、嘘なんてついてねぇっ!」
「じゃあなんでこっち見ないの?」
「っ……………。」
意地になって否定するからちょっと意地悪に尋ねてみたら唇をきゅっと噛んで俯いてしまった。
可愛いけど綺麗な唇に傷がつくからやめてほしい。
仕方ないなぁと思いながら席を立ち十四朗の隣りに座り直すとびくっと揺れる体。
「そんな怯えなくてもなんにもしないのになぁー…。」
「……………。」
傷ついた素振りで言ってみたらますます頑なに俯く。やれやれ、どうしたものか。
この黒猫は本当に扱いが難しいのだ、機嫌を損ねたら宥めるのに時間がかかる。
けど一度甘えさせたら…それはもう可愛いのだ。
「ね、とおしろ。」
「……なに。」
「何かあったの?悩み事?」
こう言う時は軽い感じで尋ねて様子を見るに限る、多分今悩んでぐるぐるしてるんだろうな…と予想をつけつつちら、と顔を見れば。
「……な、ぁ。」
「何?」
お、案外素直に引っかかった。いつもだともっと頑なで時間かかるのに。
なにか聞いたげなので穏やかに何?と言う。
まだまごまごしているが急かすと拗ねるのでじっと話しだすのを待つ。
「う……えっと………あの…俺って…何色、だ………?」
「………え?色?……黒だよね。」
「違うっ、そうじゃなくて…!」
何を聞くかと少しワクワクしながら待っていたがなんとも拍子抜けな質問にぽかん、としてしまった。
見たまんまの色を答えたらガバリ、と顔を上げてちがうと告げてくる。
何が違うのか?とわからないまま答を待っていればますます頬を赤らめながら、
「……その…俺の………カラー?魂の色?みたいな………。」
言いにくそうに、なんと言ったらわからないのか目を泳がせながらそう告げた。
なるほどそうゆうことか、と納得。
魂の色か………考えたこともなかった。
十四朗は十四朗、ありのままの君が好きだから。
でもなにか答えてほしそうなので考えてみる。
続き?そんなもん無い
遥か昔に書いたかっゆかゆかゆかゆかゆ小話です。読まなくていいです
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