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​白 銀 の 戦 慄

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執筆者の写真siversou

[おそ松さん]雑多まとめ1

おそ松さんの書きかけまとめ、構想まとめ





【BLEACH×おそ松さん】

>「構想」

九番隊副隊長なカラ松兄さん。

九番隊隊長と第三席な檜佐木修兵と護廷の暮らし。

そこで流魂街仲間だった日番谷や、なんだかんだと何故か意気投合したルキアとの護廷の話。

カラ松兄さんは事変で死に、死んだ直後、赤塚担当だった死神の見回りに遭遇。

死んで十分も経たない内に流魂街に送られたカラ松兄さん。

送られた先は剣八たちと同じ地区。

飛ばされて数年はそこで毎日生きるか死ぬかの遣り取りをしていた(死んでいるのに何故か腹も減ったので、そう言った意味でも食うものがほとんどない80区は毎日が死活問題だ)。

しかし、数年経ってから頭空っぽカラ松は考えた。

いや、食うもんがないんならあるところを探せば良いんじゃないか?

そして当てもなく歩き続け、身なりがアレなカラ松は区を下っていくごとにどんどん蔑まれ、ある日、白ちゃんのおばあちゃん家のすぐ傍で力尽きて倒れる。

白い紙のことで周りから色々言われていた白ちゃんは、そんなカラ松にいさんの傷ついた姿を見て放っておけるわけもなく、カラ松を助けてそこから知り合いに。

二人して霊力があるらしい事をそれから乱菊と出会って知り、死神になる事に。

まぁ、紆余曲折あって死神の才能があった二人はめでたく護廷(ともに十番隊所属、一心、乱菊の下に)に。

(ここら辺はおいおい深く掘り下げよう)

カラ松は生前、兄弟たちとのやんちゃや死んでからの80区での生活もあり、組手はかなりのレベルだった。

そして、霊圧も相当量内に秘めていたカラ松は、コントロールこそ初めは全然でダメだったが、詠唱がカッコ良い軌道、縛道に憧れ、物凄く努力してコントロールを克服。気に入った軌道などは詠唱破棄で朽木白哉レベルになるほどだ。

もちろん、刀の才は言うほどアリはしなかったが、かと言って全くないほどではなく。むしろ中の上。努力で上の下レベルに。

それから色々あり、カラ松は乱菊に中二を矯正され普通になり、ルキアと出会い、恋次に何故か睨まれ、その内和解し、男気溢れるところや性分がなにかとあう伊波や狛村隊長達ともそこそこ親しくなり、実力がどんどん伸びてきた所で九番隊に勧誘される(カラ松は不運体質なせいか、何故か護廷のちょっと変わった出来事に遭遇することが多かったので、それも見越して九番隊にスカウト)。

その後、副隊長にまで上り詰める。その過程で現世に派遣として向かったこともある。ただし、赤塚ではない。

自分が死んで死神になってから落ち着いたカラ松は、自分が死んでから既に何百年も経っている事を知っている。

護廷に入ってから落ち着いある年から、カラ松は自分の兄弟の事を暇を見つけては流魂街に探しに行っていたが、生憎と何百年も経った今でもカラ松は兄弟に会えていなかった。

もしかしたら、自分と同じように80区や79区に落とされて餓死でもしてしまったのだろうか。

六つ子なのだから彼らが自分と同じく高い霊力を持っているのはほぼ確実だろう。

だとしたら、餓死したと考えるのも妥当だ。

もしそうなら、兄弟たちはもう、この世界を構成する霊子となってしまったのだろうか。

ここ数年はそんなことばかりを考え、カラ松は流魂街に趣いては兄弟たちを探していた。

そんなある日、カラ松は副隊長としてある任務を任される。

それは死神の学校の先導員(ほら、アイゼンたちがしたみたいな)

そこでトラブル発生。何故かダミー嘘ではなく、本物(しかも強い)が一匹紛れ込んでしまった。

それをカラ松率いる檜佐木たちが討伐するのだが(檜佐木は過去にも似たようなことがあったので、絶対に被害を出してたまるかと考えていた)、その嘘を倒した瞬間、今までその嘘に食われたであろう魂魄たちの霊子の中に、幾つか自分とかなり近しいものを感じた。

それに気付いたカラ松は、流魂街に飛ばされていくその霊子たちを注視しながら、納得した。

兄弟たちは、霊圧が強いから、プラスとなって彷徨っていた時に嘘に捕食されていたのだろうということを。

自分はタイミングがよかったから捕食されなかっただけで、あんなナイスなタイミングはそうそうない。

兄弟たちは死んで魂魄となり、魂送される前に嘘たちに捕食され、今の今まで嘘に吸収された形でこの世をさまよっていたのだろう、と。

(因みにこの嘘に捕食されていたのはチョロ松、一松、トド松)

カラ松はそれから任務の後始末を付け、数年かけて彼らを流魂街48区で発見。

トド松は一人21区に飛ばされていたようだが、21区は年中松よりも生きやすいのでカラ松はそこまで心配していなかった。

勿論、時々は様子見を市に死に行っていた。

再開はトラブルに巻き込まれていた年中松を颯爽と助ける副隊長なカラ松兄さん!!

で、驚き内心畏怖しすごいと存在を認める年中末。

トド松との再開はたまたま流魂街に買い出しに出ていたカラ松が、最近、副隊長さんにそっくりな顔がここいらに流れてきたという話を聞いて再会。

トド松は始め、副隊長という肩書きで流魂街の住民たちに敬われている風なカラ松に自分だけがおいてけぼりにされていた様な感覚を覚え、反抗していたが、次第に中二も消えうせ、普通にカッコ良い副隊長なカラ松兄さんにべったり甘えるように。

それから数十年たち、残りの二人も流魂街へ姿を現す。今までの数百年はなんだったんだとも思うが、こうやってタイミングが数十年単位だが重なるあたり、流石六つ子だとカラ松は思った。

自分だけが一人先に此方へ来てしまったが、兄弟たちの道しるべとなるために、自分がその大役に選ばれたのだろうと思えば嬉しくなった。

おそ松と十四松は兄弟の中でも最後の方で死に、地縛霊となってともに嘘化。

嘘として生き続け、メノスグランデ、果てはアジューカスにまで進化していた。

しかし、あの赤髪の死神がウェコムンドで彼らを地道に退治して行っていたので、中年松+トド松とほぼ同時期に成仏して魂魄が流魂街に送られてくる。

嘘としてかなりのレベルまでになっていたので、霊圧もチョロ松や一松、トド松たちより倍以上も強い。

だが、死神として生きてきたカラ松とは年季が違うので、兄弟の中で一番強いのはカラ松。

一番最初に瀞霊廷に入ったのは当然カラ松、その後、カラ松と再会を果たす前に十四松が瀞霊廷に入り、院に。そこで十四松と初めて再会するカラ松。

それから十年と経たない内におそ松と再会。おそ松はカラ松の紹介で院に。一人は寂しいと、めちゃくちゃ頑張って十四松に追いつく。

二人が院に入ったあと、それをカラ松が他の兄弟に報せ、兄弟たちはそれまで長期的に見てゆっくり死神への道を目指していたが、それこそ死に物狂いで瀞霊廷を目指す。

チョロ松が参院の中で一番早く瀞霊廷を果たし、次に一松とトド松が仲良く瀞霊廷。

――――――――――――――――――――

「本文」

【瀞霊廷通信、月一定期便より一部抜粋】

 ――――――定期的に場を設けられる男性死神協会は、漢の中の漢を目指し、定期的な集いをもってメンバーそれぞれが漢を上げるために日夜研磨している。

 しかし、立場は女性死神協会と比べ、男性死神協会は圧倒的下位とされていた。

 その事に関して以前より女性死神協会へは多くの不満の声が寄せられており、両協会はここ数十年、まさに一触即発とも言える危険な状態だった。

 今までにも何度かこの瀞霊廷通信に取り上げたネタだったが、我々はついに、両協会の決戦の一幕をとらえる事に成功した。

 瀞霊廷某所、甘味処主人による目撃証言。

「あれはある種、戦争とも言える雰囲気だったわ!・・・まぁ、勝負はあっさり決したみたいだけど」

 同じく某所、護廷十三隊所属某氏による証言。

「副会長曰く、ウチの経費はもう、底をついてゼロどころかマイナス状態らしいよ。だからこの勝負は流した方が良いって言ったしたのに・・・(四番隊・男性)」

 この証言について、詳細があやふやな部分も多かった為、我々はある人物への突撃インタビューを行ってみた。

> 

 西流魂街某所を散策していた某氏。

「え?・・・なんで俺が自分の担当ページなのにインタビューされなきゃならないんだ!?」

 数分の説得のち、某氏から我々はインタビューの許可をなんとか取る事に成功。

「・・・後で発行前に確認はさせてもらうからな」

 そう言って某氏に睨まれた記者は、後に「あの目、普段との差か、見た瞬間から震えが止まらなくなりそうだった」と語っている。

 瀞霊廷に住まう読者諸兄には今更いうまでもないだろうが、ここに記すことはどうか、諸君の胸の内に留め、決して他言しないことを約束してもらいたい。

「あぁ、俺たちは女性死神協会に今後の扱いを改善してもらうため、勝負を挑んだ」

「俺もそこまで好きじゃなかったが、かと言って別に飲めないわけでもない。むしろ、俺は味や雰囲気を気にしなければ結構強い部類だ・・・と思っていた」

「○○(個人名)君には反対されたが、それ以外の皆は乗り気だったんだ。みんな勝てると踏んでいた」

「正直忘れていた。あの人、そう言えばかなりの酒豪だった」

「○○(個人名)さんは確かに酒豪だが、酒豪は酒豪でも枠だ。ザルじゃない。底のない枠だ」

「あ、でも翌日様子を見に行ったら酷い二日酔いになってたから、枠のように見えて実は底に樽でもあったのだろうか・・・?」

「ん?だって桶ならあの日、俺たちが負けるはずがなかっただろう?」

「許容量は大きいんだろうな」

 以上の話より、両協会の間では――――

>次ページ

「……大丈夫ですか、副隊長」

「これが大丈夫に見えるか、檜佐木さん」

「見えませんね」

「なら聞かないでくれ」

 そう言ってガクリと執務室の机に突っ伏した男に、檜佐木、と呼ばれた死神は苦笑する。

女性死神協会よりも遺憾、満を持して女性死神協会

大変遺憾であると嘆いていた。

尸魂界

――――――――――――――――――――

「設定メモ」

カラ松は十番隊→九番隊(現在副隊長)へ。

十四松は軌道なんかが苦手で力押しな部分が多いので十一番隊に配属(現在四席)。

おそ松はギンに見初められて三番隊(副隊長になる)吉良は要領が悪いのか三席。よくおそ松にからかわれている。

一松は体力がないのか、斬魄刀を使うのが苦手。四番隊の四席に。すごい、別に狙ってたわけじゃないのに見事に不吉な数字が並んだ!!

三席には八十近おるし、五席もおるからという配慮だったのだが……マジでかスゲーイッチ。

トド松は六番隊第三席。白哉のスカシたところが好きじゃないが、考え方とかには共感できる部分が多いので尊敬はしている。恋次とはなんだかんだで仲がいい。カラ松兄さんと少し似とるけんかな。

チョロ松は要領は良いんだろうが才能が一番ない感じ。努力で頑張って一番隊に入隊。現在五席で頑張り中。

――――――――――――――――――――

「斬魂刀」

カラ松兄さん

始解:細波(さざなみ)揺らげ 唐獅子(からじし)

卍解:天地に轟(とどろ)け 全てを蒼に沈めろ 唐獅子風浪(からじしふうろう)

トド松(なんだかんだでセンスはいいので卍解は一応できる)

始解:舞え 姫泣き

卍解:踊り狂って空に捧ぐ 姫巫(ひめみこ)武閾(ぶきょく)

おそ松兄さん

始解:未定

卍解:未定

じゅっし

始解:

イッチ

始解:未定

チョロ松

始解:未定

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【シュミレートゲーム】

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

>「構想」

 カラ松の精神世界(カラ視点)

「いつ消える」「笑えばいいのさ」

 ↓

 シュミレーションゲーム(カラ視点)

 ↓

 カラ松の存在、今に至るまでの経過(第三者)

 ↓

 カラ松の精神世界(カラ視点)

「血だらけだな」「そうだな」

「笑えば良いのか」「そうさ、笑えばいいのさ」

「ムリだ」「ムリか」

「前を向けば忘れられるさ」「早く消えてくれ」「お前次第だな」

 ↓

 兄弟たち。カラ松の様子が変!!

 ↓

 シュミレーションゲーム(カラ視点)

 ↓

 兄弟直接カラ松に。邪魔されたくなかっただけで別に隠すつもりもなかったカラ松は素直にゲームを見せる。

 それをプレイして見せるカラ松。博士から一松ガールに壊されるからと何個かもらっていたグラサンの予備を兄弟にも貸してゲームをリアル体験してもらう。

 カラ松は何時ものように鈍器を投げつけられて気を失った。

「もう笑うしかないな!」


エンド

……あれ、ギャグってなんだっけ?

――――――――――――――――――――

「本文」

 いつしか、心から溢れて止まらなくなってしまった愛。 溢れ出るそれを叫んでも無残にもヒビ割れてしまった心には、必要ないと無様に投げ捨てられえしまった虚ろな愛を塗り込めて。

【客観的に過去を見つめ直すには、ゲームが一番だと思う】

 両耳にしたイヤホンから、戸惑いによって震える声が聞こえる。

「お前はいつになったら消えてくれるんだ?」

 青に囲まれた世界で、今日もそいつに問いかけた。

『お前が笑えばいいのさ』

 返しはいつも同じ。

 まるで愉快で愉快で仕方がないとでも言うように。

 ケタケタ笑うそいつの言葉に、俺は毎度イライラを募らせる。

 一体何がそんなにおかしいんだ。

「笑うな」

『それはムリな相談だ』

 俺とは目を合わせようともせず、ずっと前だけを向いているその姿勢。

 それがまた酷く俺の心を掻き乱す。

 衝動のままに胸の前で拳を握れば、そいつはからかうように俺へと声を掛けてきた。

『相変わらず苦しそうだな』

「…苦しくなんかないさ」

 その言葉にまた声を上げて笑うそいつに、俺は悔しくなって目を瞑る。

 目を閉じれば青い世界は一変。

 そこには暗くて何もない世界が広がった。

『忘れればいいのに』

 そこに響くのは苦笑と共に吐き出されたような、そんな声。

 何も見えなくなった世界で、そう言いながら俺の方に顔を向けたそいつの気配が伝わってきた。

『気にすることはないさ』

 じゃぶじゃぶと足音の代わりに水の音が近付いてくる。

『俺のことなんか忘れて、お前は今まで通り笑ってればいいんだよ』

 ふわっと。

 いきなり体を包み込んできた温もりに、俺はそいつに抱きしめられた事を知る。

『俺は消えない』

 その声は、とても静かだった。

『残念だが消えることはできない』

 耳のそばで優しい低音ボイスが俺の鼓膜を震わせる。

『でも、お前が笑ってくれれば俺の存在は薄くなる』

 まるで子守唄のようだ。そう思った。

 ぽん、ぽん、と。

 ゆるく一定のリズムで背を叩かれる感覚に、俺はより一層強く拳を握り締める。

『忘れろ。ぜんぶ忘れて、楽になろうぜ』

 その声にふるふると首を振れば、そいつはため息を吐いて俺から離れていった。

 それに合わせて俺も閉じていた目を開ける。

『笑えよ……なぁ、笑ってくれ、“カラ松”』

 俺の目には片目を包帯に覆われ、困ったように笑いながら静かに涙を流す自分の姿が映って見えた。

>次ページ

 ガラガラ音を立てながら引き戸を開けると、家の中には人の気配がなかった。

 いくらニートとは言え、どちらかといえば親の脛を齧りまくって自分たちはそこそこ自由な部類のニートに入る。ニートに自由もヘッタクレもないような気もするが、そんなツッコミは自分たちニートには暖簾に腕押し。知ったこっちゃない。というか興味もないな。

 自分たちには部屋に引き篭って自分の世界に浸れるだけの居住スペースの余裕もないし、家族構成的にも、そんな我が儘が許されるほど自分たちはパーソナルスペースを広く持てなかった。その分、家でぬくぬく育てられたある意味温室育ち(笑)なニートたちの行動範囲は、何気に広かったりする。

 内に篭もれないなら外に出ろ。

 それが思春期を迎えた頃に、俺たち全員が辿りついた答えだった。

 外はまだ明るいし、居間にある時計を見れば丁度お腹が空き始めるランチタイム突入を針は指し示している。暇を持て余した兄弟たちは、きっとニート特有のだら~としたやる気のない退屈に押しつぶされそうになり、適当に外にでもくり出したのだろう。

 人間、社畜でもニートでも気分転換は大事だ。

 ちょうどいい。自分ひとりというのは好都合だ。

 俺はナイスタイミングだと自分の運の良さに感謝した。

 けど油断は禁物。念の為、一応家中を見てまわる。

 結果、平日の昼間から惰眠を貪ってニートの特権のような贅沢を堪能しているような輩は存在しなかったし、トイレに篭城して体内に生息する魔物たちと死闘を繰り広げているような勇者も今日は居なかった。

 今は本当に俺だけしかこの家にはいないようだ。

 それを確かめた後、俺は居間を締め切って簡易的な閉鎖空間を形成した。

 この閉鎖空間は、誰かが帰宅してきた祭に玄関の引き戸が立てる音でその帰りを報せ、その人物がこの場に姿を見せる前に、見つかっては拙いものを隠せるだけの時間稼ぎをしてくれるという簡易的ながらも実に優れた空間なのだ。

 俺はパーカーの前ポケットに突っ込んでいた二つ折のゲーム機を取り出し、それの付属として渡された諸々の品と小さな紙切れ(説明書)を丸テーブルの上に置いた。

 ゲームのプレイ方法は既に口頭で確認済みだ。

 取り敢えず手元のゲーム機を開き、聞いていた通り側面にあった電源ボタンを押した。瞬間、暗かった画面は白く光り、『[[rb:happy Expand simulate > ハッピーエクスパンドシュミレート]]』という機械音声が、ゲームの立ち上がりを教えてくれた。

 暫くすると白い画面にはゲーム名の【happy Expand simulate】と言う文字が浮かび上がり、その下に幾つかの選択肢が現れる。

『[[rb:start > スタート]]』

『[[rb:save > セーブ]]』

『[[rb:memory > メモリー]]』

『[[rb:setting > セッティング]]』

 まずは肩慣らしだ。初めてやるゲーム、特に身構える必要もないだろう。

 RPGや育成ゲームみたいに、コレはミニゲームが起こるように作られたワケでもない。やる事はほぼパターン化された会話文を読み進め、時々出てくる選択肢を選ぶだけの単純作業。

 まさにゲームタイトル通りの王道シュミレートゲーム、というのが博士の話だ。

 もっと色々言われたような気もするが、細かいことはあまり覚えていない。でも、詳細は渡された紙切れに書いてあると言っていたから、何か困ったとしてもその時にそれを見れば特に問題もないだろう。

 こんなの、下手したら三歳児でもプレイできるんじゃないか?

 まぁ、三歳児がこのゲームのストーリーをちゃんと理解できるかどうかと聞かれたら、たぶん無理なんだろうなとは思うけど。

 プレイ方法だけを聞けば本当に誰でもできそうなもんではある。

 そう。それこそ、俺みたいなバカでもだ。

 だから俺はあまり身構えずに取り敢えず四つある選択肢の内から一番上にある『start』ボタンを選んでゲームを始めた。

 おっ……と、危ない。このゲーム、チュートリアルまでしっかり用意されているようだ。本体の付属品として渡されたクールなイヤホンとイカしたサングラスも、コレがなければ危うく付け忘れれてしまうところだった。

 ッフ、ゲームに不慣れな俺のような初心者にも優しい親切設計というワケか。流石だぜ、ミスターデカパン。

 俺はゲームの指示通りにイヤホンを(誰かの帰宅が分かるように片方だけ)し、サングラスを装着した。

 イヤホンは片方だけでも仮想世界の音を俺に伝えてくれる。そのリアルさに、俺はもし周りが騒がしかったらどっちが現実の声だか分からなくなっていただろうと思った。それほど、片耳から聞こえてくる音や声はリアルだった。それにサングラスもつけると目の前にはそれこそ現実のような光景が視界いっぱいに広がった。

 よりリアリティを求めるなら、確かにコレは必要なアイテムだな。

 イヤホンは必須だがサングラスは俺の好きなように、と言っていた理由がコレで分かった。

 イヤホンは俺の要望だ。ゲームの内容を自分以外には知られたくないのだ、と言ったらデカパンがゲームにイヤホンをつけてくれたんだ。

 サングラスはデカパン曰く“お試し”という事だ。こう言ったゲームを作るのは初めてだとは聞いていたが、コレがお試しレベルとは恐れ入る。時と場合を見て、よりゲームに集中できるように、入り込めるようにすれば良いダス。そう言って柔和な笑みでホエホエ言っていた白衣にパン一の人物を思い浮かべ、あの人が世間で名の知れた人物になれないのは、きっとその見た目のせいなのだろうと少しだけ残念に思った。が、本人があまり気にしていないようなので俺もあまり気にしないことにした。

 今はゲームに集中するのみ。

 俺の耳には、今は居ないはずの聞き慣れた兄弟の声が静かな居間の中で聞こえていた。

 すごい。俺が想像していた以上にこのゲームはレベルが高い。

 画面に出てくる会話文を簡単に読みながら適当に読み飛ばしていくと、ピコン、と軽快な音を立てて選択画面が現れた。

 俺はその選択肢から

『game over』

『continue?』

 例の誘拐事件から数日が経った。

 あの日から妙にカラ松の様子がよそよそしい。

 初めの内はそれを怪我のせいだと思ってた。

 けど、どうにもそれが怪我のせいでないらしいことに漸く気づけた僕は、只今絶賛後悔中だ。

――――――――――――――――――――

「メモ」

カラ松は昔のカラカラからっぽカラ松、暴君なままのカラ松が兄の立場を気にして自分を自分で変えていって今の形になった。

でも、それは結局意識して長い時間かけていった兄の姿であって、ありのままのカラ松ではない。

それでも、今更昔のように戻ることなんて出来なかった。

カラ松は自分が空っぽだという自覚があった。

兄弟みんなに思春期がきて、少しずつ個性を確立させていくみんなを見て、カラ松は焦った。

ダメだ、このままでは兄弟たちに置いていかれる、と。

カラ松は思春期になって己のキャラについて初めて悩んだ。

それが今のカラ松になるきっかけだった。

気が付けば、兄の立場に執着しすぎてカラ松はからっぽのまま、兄の仮面をかぶってそれを外せなくなっていた。

兄は弟たちに頼られなければならない。

兄は弟たちに寛大であるべきだ。

兄は弟のために存在するべきだ。

いつしかそんな思いがカラ松を強く縛り付けていたのだ。

しかし、根っこの部分はやはり変えることができない。

カラ松はその名の通り、カラカラからっぽのカラ松のままだった。

やることなすこと何故か空回るばかりだ。

そんな折、例の誘拐事件が起こる。

無理して繕っていた兄の仮面に、そのとき歪なヒビが入ってしまった。

誘拐事件の日から、カラ松の中で傷だらけのカラ松が現れるようになったのだ。

そいつを自分の傷ついた心そのものだと理解したカラ松。

弟に頼られる兄、弟に寛大な兄、弟のためにあるべき兄を目指していたカラ松にとって、その存在は酷く醜い存在に思えた。

そして、自分がそんなに傷ついているなんて認めたくない、という思いから、カラ松は自分の傷ついた心に「消えてくれ」「いつ消えるんだ」と言い続ける。

それに傷ついた心のカラ松は決まってこう返した。

「お前が笑えばいいのさ」

当然だ。彼はカラ松の傷ついた心だ。傷ついた心は消すことなんてほぼ不可能。

できることと言ったら、笑ってその存在に気づかぬフリをするくらいだ。

それが出来るくらいなら、初めからお前の存在なんかに気づいていない。

カラ松は拳を強く握り締める。

今まであった事を忘れるなんてできない。

簡単にこれまでの事を流すことなんてできない。

楽になんてなれない。

どうすれば良いんだ。

カラ松は何度も繰り返す。

「いつになったら消えるんだ」

それに傷ついた心のカラ松はこう返す。

「笑え」「笑ってくれ」と。

誘拐事件から約一ヶ月。

カラ松はずっと考えていた。この傷だらけの自分をどうすれば良いのか。

そして、なぜこんなに自分は傷ついているのか。

漸くギプスも包帯も取れた頃、カラ松は気付いた。

そうか、俺はみんなに見捨てられたから悲しんでいるのか、と。

ならばどうしよう。自分が見捨てられた過去は変えられない。このままではずっと俺の中にはあの自分が存在したままになる。少なくとも、俺はそれを認識し続けたままだ。

カラ松は考えた。そして思い付いた。

過去は変えられない。でも、過去から学べることはある。

カッコ良い男は、何時までも過去を振り向かないものだ。

カッコ良い男は、過去から何かを学んで未来へ全身するべきだ。と。

そこでカラ松はデカパン博士に相談することにした。

彼は奇天烈な発明ばかりするが、困った人には手を差し伸べずにはいられない心根のとても優しい人だから。そして、その発明品の効果も絶大だ。

カラ松の話を聞いたデカパンはカラ松に一週間待ってもらい、あるゲームを作ってもらった。

それが例の「シュミレーションゲーム」

このゲームは、カラ松の記憶を取り込んでつくったデカパンオリジナルのゲームだ。

カラ松の記憶から、例の誘拐事件の前一週間からその瞬間までをシュミレーションし、どうすれば兄弟から見捨てられないエンドを展開できるか。そんなゲームだ。

当然それには他兄弟の思考についても読み取り作業をしなければならなかった。

しかしそこはデカパン。兄弟たちの思考回路は彼らのDNA遺伝子からならばなんでも読み取れるらしい機能をゲーム機にセットしてくれたらしい。

カラ松は適当にチュートリアルで言われるがままに兄弟たちの髪や爪を部屋から適当に探し、それを赤外線受信みたいな形でゲームの中に兄弟たちのDNA情報を取り込んだ。

そこから、カラ松はゲームを開始した。

――――――――――――――――――――

「本文」

「どうやっても俺はゲームオーバーになってしまうんだ」

「どうすれば良いんだろうな?」

 カラ松は、困ったように言いながら笑っていた。

 五人は固まった。

 いつから、カラ松はこうだった?

 冷や汗が頬を伝う。

 そんな五人をせせら笑うように、ゲーム画面には酷く無機質な文字が浮かんでいた。

 [game over]

 『sontinue?』

「もう、笑うしかないな!」

 カラ松にはもう、自分の中に傷ついた心の自分は見えていなかった。

 カラ松は笑っていた。

 心の中で。既に包帯すら赤く染まった血濡れの状態で、涙を流しながら、何が可笑しいのか愉快そうに。

 その姿はまるで、カラ松の傷ついた心そのものだった。

【笑えばいいのさ】

――――END

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【僕の大好きな青】

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>「構想」

モブが赤塚に引っ越してくる(戻ってくる)

「あぁ、カラ松君に早く会いたい……」

最近頻繁に見る妖しい夢(内容は覚えていない)に調子を狂わされる次男。

それをからかい、不審に思いながらも気にかける言葉をかける兄弟。

それに強がりなんでもない的な事を言った次男は、その日、何時ものようにカラ松ガールを追い求め街へ。

今日は森林公園に趣いてカラ松ガールたちとの出会いになんたらこうたらと言って公園に向かった次男はしかし、その公園である男の後ろ姿を見て何故か体が硬直し、本能が危険信号を放つ。

春なのにじわりと湧き出る不快な汗に、カラ松は早る心臓を抑えつつ走って家に帰った。

そんなカラ松の後ろ姿を、まるで慈しむかのような優しい笑みで振り返って見る男の姿。

その日、トド松は家で将棋の勉強をしたいからと居間で将棋の本を広げてくつろいでいた。

ガラガラ!!と勢いよく玄関戸が閉開された音に、ビックリしてトド松が麩を見る。

そこに姿を見せたのはカラ松で、もー、あんなに激しく玄関開けないでよ!ビックリしたじゃん!!

とトド松は文句を言うが、居間に入ってきたカラ松の様子は何時ものカッコつけな余裕ある次男ではなかった。

額には冷や汗が浮かび、激しく肩を上下させている。

それに不信感と僅かばかりの優しさが働き、なに、どうしたのカラ松兄さん?だよーんに吸い込まれそうになって逃げてきたの?なんてから松に近付き声をかける。

その近づいてきたトド松の気配で漸く兄弟(トド松)の存在に気が付いたカラ松は、慌てて「い、いぬ!!犬が…っ!おいっ、かけて…っ!!」

弾む息に途切れ途切れでそう言えば、カラ松兄さん、犬に追いかけられて逃げてきたのー?!なっさけないなー。なんて言ってまた将棋の本のもとへ。

カラ松は再び自分のペースを取り戻したトド松を見て、息を軽く落ち着けてから居間を出た。

喉が乾いた。水を飲むために台所へ向かうのだ。

ふすまが締まり切る直前に「台所に行くなら僕お茶ー」という末弟の声が聞こえ、カラ松は何も言わず台所へ向かった。

翌日、夢精はしていなかったが、何故か頬に涙が伝っていた。

衣替えのためにそろそろ自分のタンスを整理しようと思い、整理してみれば、去年発売した自身のヌード本の残りが十数冊タンスの奥の方に残っていたのを見つけた。

このまま置いておくのもあれだし、どうせなら数十円分でも金にしようと古本屋に向かったカラ松。

一応二百冊売り出したうちの八十冊ほどは売れたらしい自身のパーフェクトボディブックだが、流石に全部打ち切るのは無理だった。それもそうだ。世間で売ったほうが完売する事の方が珍しいのだから。

コレはしかたない事だとから松はその事についてはあまり気に求めていない。

ちなみに売れた本のほとんどは、中学や高校などのデッサンモデルとして学校関係者や、趣味で男体を研究しているとあるお嬢様方が購入されていった。

古本屋に向かっている道中、曲がり角でドンッと思い切り誰かにぶつかって尻餅をついてしまった。

向こうも自分の存在には気がつかなかったのか、「うわっ」と驚いたような声とともに軽いトスッという音が聞こえた。カラ松は慌てて「ソーリー!前をよく見ていなかったようだ!!」と声を掛けながら急いで立ち上がり、相手に手をかそうとした。しかし、相手もカラ松と同じようにすぐに立ち上がり、此方に手を差し出そうとしていたようだ。立ち上がり切る寸前、顔の前に伸びてきた手に二人して同士にかたまり、そこできょとりと相手の顔を確認しようと顔を上げた。

カラ松がぶつかった男の顔を、カラ松は確認する前に「カラマツ君!!」という喜色溢れる声を耳にした。

自分の名前が呼ばれた事に驚く前に、カラ松は気が付けば意識が強制的に刈り取られるような感覚に支配された。

「僕のブルー……」

早口で言われた男の言葉とともにスッと瞼が閉じていき、前に倒れていくカラ松の体を、男はそっと優しく抱きしめて支えた。

「やっと、君に逢えたね……………」

目が覚めたらモブの家。

まだ催眠は半分。薬の効果が薄まっているため。

それもモブは分かっているので、目が覚めたカラ松に対して親切に対応しながらデカパンの薬を再度カラ松に盛る。

次第に薬によって自我が薄らいでいくカラ松。

その様子を優しい目で愛でながら、モブはカラ松の事を愛おしそうに、愛おしそうに扱う。

久しぶりに会ったカラ松のオーラが見たいと、催眠でボーっとするカラ松にあれやこれやといたずらしていい気持ちにさせるモブ。

直挿入は無し。

――――――――――――――――――――

「本文」

 東京都の赤塚にある二十階建てのとあるマンション。

 名前はなんていったかな……たしか『赤塚フラッグなんたらかんたらマンション』とか、なんかそんな感じだった気がする。正直まだ覚えてない。建てられたのも去年だったか一昨年だったか。取り敢えず五年以内だったのは確かだ。五年以内なのは確かだ。そこだけはしっかり覚えてる。

 同僚に渡されたメモには走り書きでそこだけがやたら強調されていたので印象深かった。そんなに新築(五年以内)を自慢したかったのか。アイツってほんと面白い。嫌いじゃない。

 マンション共有のキーを使ってマンションの中に入ると、まだまだ新築だと誇らしげに主張してくる内装が僕には無駄に眩しく映って若干気圧された。

 身分不相応に感じるその内装には内心ビクビク。でもそれを表に出して不審者だと誤解されるのもイヤだ…というか、もしそうなった場合、黒服のちょっとアレな人たちが僕をマンションから追い出しにきそうで怖いので、なるべく堂々とするように意識し、僕はエレベーターに乗った。

 丸い少しオシャレな感じのボタンを押して数十秒。チン、という音が鳴ってエレベーターが最上階に着いたことを知らせる。音もなく開く扉に、僕は思わず「おぉ…!!」という感嘆の声を漏らした。

 やっぱいいトコのエレベーターは違うね。

 最後まで扉が開ききったのを見てから、確か右で良かったハズ…と僕はエレベーターを出た。

 そのまま角部屋まで行った僕は、無意識にゴクリと喉を鳴らした。緊張でもしているのか。気が付けばいつの間にか口の中がカラカラだ。

 我ながら何でこんなにも緊張してるんだとツッコミたくなる。でも仕方ないじゃん。まっさか“こんな”いいマンションを借りられるとか。そんなの、予想にもしていなかったんだから。

 いくら自分が想像していた以上の場所を用意されたとは言え、ずっとこうやって部屋の前で突っ立っているワケにもいかない。ここはもう、覚悟を決めて部屋の中を検めるしかないだろう。

 高所な分ビュウビュウ耳に痛い風が頬を冷たくさすっていくのを肌に感じ、一度だけ大きく深呼吸をした。目の前のドアに意識を向ける。

 ドアには二つの鍵穴があった。

 マンションに入る時にも使った、マンション全体の共有キーに、この部屋の鍵の二つだ。

「……今更だけど、鍵が二つある部屋とか一体どんなだよ」

 今まで自分が住んでいた家や近所を思い出して、庶民的でも少し下のレベルになるらしい自分の価値観に、もう何を言えば良いのかも分からない。

 こんなんが普通のマンションとか、僕は絶対に認めないからな。僕は普通だ普通。至って普通の価値観を持ってるハズだ。……いや、待てよ?

 そこで自分の思考に「待った」をかけた。

 違う。違うぞ!こういう時は逆に考えるんだ!

 今までがアレだったんだ。僕は今日から勝ち組!そうだ、勝ち組なんだ!!そう考えれば…!!

 そこまで考えて、なんだか一気に虚しくなった。

 耳元でビュウビュウだった風の音が、少し強くなったのかゴウゴウとも聞こえる唸り声に変わって、ため息を零す。

 ………………いや、やめよう。勝ち組でこの程度とか逆に「ちょっとどうなのよ」って話。自分で言ってて恥ずかしくならないのか。何を言う、無論恥ずかしい。…どころか、悲しくすらなってる。

 フッ、と自嘲の笑みを一つ。

 左手でバサバサ煩い横髪を格好良く(を意識して)耳にかけ、先の事をなかったことにしたい僕は、僕をこんな気持ちにさせた目の前のアンチキショーに果敢にも食ってかかった。先ずはテメーからだ。覚悟しろ!!

 マンション共有のキーを使い、ガチャリと上の鍵が開く音が聞こえる。

 あ、開いた。良かった。普通に開けれた……。

 やっぱり無意識に緊張していた僕は、その事実にホッとして直ぐに下の鍵に手を伸ばす。

 部屋の鍵を使って部屋のロックを外した。ドアノブを押してみる。

 『2002』と書かれたプレートを見て、手に持っていた鍵を確認した。

 確認は大事だ。とても大事だ。

 だから念のため、もう一度『2002』というプレートを見てからよし、と声を出した。

「大丈夫だ。今度こそ、この部屋で間違いないハズ…」

「……開かない。あ、引くタイプかこれ!!」

 試しに引いてみると今度はすんなりとドアが開いた。

 押してもダメなら引いてみろ。うんうん、先人たちの言葉ってほんと偉大だねー。

 そう言えば家の中にある部屋とかだと内開きも多いけど、玄関とかだと大抵が外開きだよな。

 やばい、緊張のあまり少しバカになってる。

 そう思うと急に恥ずかしくなってきて、慌てて部屋の中に入った。

 ……想像以上に

>「本文(仮)②」

 ウチの

入社当初から僕の面倒を見てくれた後輩には何だかんだとゲロ甘な上司に頼み込み、なんとか無理を言って赤塚市にしてもらった。もちろんその異動は僕の我が儘だったんだけど、僕だって一応社会人だ。会社の無利益をおして赤塚市を希望したわけじゃない。

 赤塚市は僕が生まれ育った場所だ。故郷なんだ。だからそこで売り出す商品のニーズにも、地元民である僕ならきっと応えられる、絶対に今よりも赤塚市で売れる商品を開発できるって僕は思ったんだ。

 商品開発って売り出す地域によっても少しずつニーズが違ってくるからさ。世間で名の知れるような大手じゃないウチなんかは、もうポイントポイントに絞って商品を売っていくしか手はないんだよね。

 手元の書類には無効で最近はどういった商品を開発されているのかが詳しく記されてある。

 僕はそれを見てはぁぁ、と大きくため息をこぼした。

 簡単にだけど部屋の荷造りを終わらせた今、僕の部屋にはダンボール数個と仕事用に普段から使ってる手持ち鞄が一つ。それにあと冷蔵庫や洗濯機などといった大物家電だけが残っていて、とてもさっぱりとした状態になっている。

 こうして見てみると「この部屋って結構デカかったんだな」ってのが分かるから、

なんてどうでもいい感想が

 簡単な荷造りが終わって部屋の中を見てみると、この部屋はもともとこんだけ大きかったのだと変な感動が襲った。

 思いの外、あとは業者の人たちに任せるのみ。

 新しい部屋の鍵、ある。

 昔もらった博士の薬、ある。

>次ページ

 最近、カラ松兄さんの様子が少し変だ。

 カラ松兄さんってば独特な美的センス持ってて、本人的にはオシャレにも気を使ってるみたいなんだけど、僕と比べるとその方向性は全くの別ベクトル。

 兄さんはあくまで「カッコイイ」系を目指していたハズなのに、最近になって何故か急に朝風呂なんてものにハマっちゃったらしい。

 朝風呂って言ったら普通、兄弟の中でも「カワイイ」系を担当してる僕がやる方がよっぽど自然じゃない?

 テレビか雑誌の情報にでも影響されたとかならまだ分かるよ。ほら、あの人って馬鹿だからさ。

 でも、直接聞いてみたらここんとこ暫くはテレビも雑誌も(兄弟の誰かがバラエィを付ける時以外)見てないって言うし、僕以外で「朝風呂」なんてちょっとだけオシャンティー感(古いって言わないでよね)のある単語の出そうな番組に興味を示す兄弟はいない。

 この間までは朝風呂なんて習慣なかったハズなのに、ここのところ毎日のように朝風呂を浴びてるようなんだ。

カラ松

喘ぐようにしてはくはくと口を開くカラ松くんは、初めて会った頃のことを思い出させる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【俺は】兄弟に笑ってもらいたい【次男】(カラ松サイド)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

>「構想」

次男側

 喜んでもらいたいというかどちらかというと頼ってもらいたい

 なのに最近兄弟からはむしろ避けられている……何故だ

 もっともっとカッコ良い兄貴を目指したい。尾崎が俺の目標だ

 そう思っているのに兄弟はどんどん気分が沈んでいっている気がする

 どうしよう……なんとかその原因を取り払ってやりたい。

 だは俺にはどうすれば良いのか分からない。

 取り敢えず誰かに相談だ。

 スレ立て

 経緯とかスペックとか話して、簡単に現状把握。

 次男と兄弟の関係性を知らない事には下手なことは言えない。

 取り敢えず実況しながら相談してくのでどうだ?

 いいね。

 このままだと話が何も進まんし安価してみる?

 ただし、おふざけはなしだぞ皆。

 よしきたおいきた

 それどこの真夏の夜の夢

 通じるかこのネタ

 俺わかる

 知らん

 ガラスの○面

 マヤ

 言われて思い出した元ネタ

 狙ってなかったのか

 なんとなく耳についてたから

 それ、漫画か何かなのか?

 次男は漫画とかアニメとか見るのか?

 いや、あまり

 なら何で興味持ったんだよ

 置いてけぼりくらった感じがして少し寂しかっただけだ

 元ネタ知ってればもう少し皆の話についていけるだろ

 真面目というか健気というかもうこの次男ったら

 あ、六男が話しかけてきた

 実況待機

 待機

 おすわり

 ワン!!

 遊ぶなwww

 実況→末からの珍しい提案に嬉しいが内心複雑な次男はそれを断る

 まぁ、そうだよな。

 今回は俺が何かおごる…手持ちは少ないがと言ったら微妙な顔された。

 末っ子はまた四男とスマホ一緒に見てる。

 気まぐれな末っ子だな。

 可愛い弟さんじゃないか

 だろ!!

――――――――――――――――――――

「本文」

【俺は】兄弟に喜んでもらいたい【次男】


1 匿名希望:ID:2kaRAmatsU

俺には五人の兄弟がいるんだが、最近その兄弟たちの気持ちが少しだけ沈んでる気がするんだ。

原因は分からない。

けど、俺はなんとかして沈んでる兄弟たちの気持ちを浮上させてやりたいんだ。

一番良いのは兄弟が暗く沈んでいる原因を排除してやる事なんだが、残念ながらその原因とやらに俺は思い当たるフシがない。

だからどうすれば兄弟たちを笑顔にしてやれのるか、誰か知恵をかしてくれないか?


初めてスレ立て(?)というものをしたから、どこか変なところとか何か問題があるようなら教えてくれ。



2匿名希望:ID:owaijfOIHe

五人の兄弟って・・六人全員が男兄弟なのか?

むさくるしいな



3匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

暇だから付き合ってやんよw



4匿名希望:ID:

>>1はいい兄ちゃんだな



5匿名希望:ID:

こんな兄貴が俺も欲しかったぜ(´д⊂)



6匿名希望:ID:2kaRAmatsU

みんな相談に乗ってくれるのか?

ありがとう!!


>>2

あぁ。俺含め兄弟全員が男だ。毎日賑やかしくて楽しいぞ。

けど最近それが少しだけ落ち着いてる気がするんだ。

なんとかしてやりたい。


>>4>>5

そう言われると照れるんだが、正直な話、言うほど俺は良い兄貴はやれてないと思う。

もしそうならここでスレなんか立ててないさ。

不甲斐ない兄貴で弟たちには申し訳ないと思ってる。

でもありがとな。その言葉、すごく嬉しいぞ。



7匿名希望:ID:

新着に気になるスレッドがあったので様子見してみれば・・・・

取り敢えず>>6でスレ主が素直で優しい人物だということが理解できた



8匿名希望:ID:ID:Zxpe8amIp

スレ主は「初めてスレ立てした」って言ってるけど、スペックとかコテハンとかの知識はあるのか?

分かるようならスペとコテ頼む。



9匿名希望:ID:

>>1の第一印象は好青年



10匿名希望:ID:

好青年っていうか「優しいお兄ちゃん」で良いだろ



11匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

>>9>>10どっちも正解



12匿名希望:ID:2kaRAmatsU

すまないが「スペック」と「コテハン」についてはよく分からない。

今から調べてくる。



13匿名希望:ID:Zxpe8amIp

「スペック」は英語の「spec」がもとで、本来ならパソコンや動物などの“性能の高さ”を表現するための言葉だ。

 此処みたいな不特定多数が集まる掲示板ではそれが転じて「自分がどんな人間なのか」を指し示す言葉になっている。

 要は「貴方の晒せる情報を簡単に晒してください」という意味合いだ。

 ゲームで言うキャラのステータスみたいなモンだ。

 

「コテハン」ってのは「固定ハンドルネーム」の略だな。

「ハンドルネーム」ってのは情報漏洩の怖い世の中、それでも特定の誰かを識別したい、識別してもらいたいって時なんかに名乗る「仮の名前」の事だ。

 分かりやすく「スレ主」や「1」なんかでも良いし、なんだったら自分の好きな食べ物なんかをコテハンに使っても良い。



14匿名希望:ID:

へーコテハンって固定ハンドルネームの略だったのか

俺初めて知ったわ



15匿名希望:ID:Zxpe8amIp

今までは何の略だと思っていたんだ?



16匿名希望:ID:

普通に何かの専門用語か何かかと・・



17匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

>>1の反応がない

検索かけに行ったのか・・・・・



18匿名希望:

気に入った。



19匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

>>13

折角書き込んだのに意味がなかったな



20匿名希望:ID:Zxpe8amIp

仕方ない。>>1も最後に「調べてくる」と言って反応が消えたし。

この場に居なくなったのを覚悟した上で上のは書いたから別に気にしてない。

むしろ本当に有言実行する奴なんだって>>1への好感度が上がった。



21匿名希望:

こんな兄ちゃんがいるとか下の子も幸せだよな



22匿名希望:

その下の子の元気がないからこその今回のスレ立てだろ。

なるべく協力してやりたいな。



23匿名希望:

弟たちに一体何があったんだろうな

心配だ



24匿名希望:

>>23

スレ主も同じ気持ちなんだろ



25次男:ID:2kaRAmatsU

返事が遅れた。コテハンってのはコレであってるか?


>>13

わざわざありがとな!!

みんな優しいな。俺は今とても感動しているぞ!



26匿名希望:ID:Zxpe8amIp

気にするな次男。別に大したことはしていない。



27匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

なにこのハードボイルドかっこいいんだけど・・



28次男:ID:2kaRAmatsU

なるほどこれがハードボイルド・・・初めて見た。

俺もカッコ良い男を目指してるから参考になる。

ちなみに俺が目標にしているのは尾崎だ!!尾崎カッコ良い。



29匿名希望:

っちょwwwwwどこにww食いついてんのさ次男www



30匿名希望:

なぁオイ、話がだんだん逸れてってないか?



31匿名希望:ID:kDsbI9sl3le



32匿名希望:

ああああああああああああああああああああああああ



33次男:ID:2kaRAmatsU

>>30

そうだな。ちょっとスペック書き溜めるから待っててくれるか?


>>32

ん?どうした?



34匿名希望:ID:Zxpe8amIp

意味の分からない書き込はスルーしても良いぞ次男



35次男:ID:2kaRAmatsU

??

よく分からないが分かった。



36匿名希望:

(次男、もしや天然か・・・?!)

簡単にで良いから次男のことと、その他兄弟のことについてスペック上げてもらえると助かる



37次男:ID:2kaRAmatsU

俺は人間だから天然だと思うぞ?

・・・・・いや、未だに両親の庇護下にあるから養殖とも言えるか・・?


スペックについては了解した!!



38匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

そんな意気込まなくても良いからw


って、ちがうちがうそうじゃないよ次男wwwww

もうダメwwww次男おもしろすぎwwwwwwwwwww



39次男:ID:2kaRAmatsU

面白い・・・そうか?



40匿名希望:

次男、書き溜めるっつったのにそんな一つ一つにコメント反応してて大丈夫か?

ちゃんとスペック書けてる?



41次男:ID:2kaRAmatsU

いや、それが全然書き溜められないんだ。



42匿名希望:ID:Zxpe8amIp

だろうな。

コメントはスルーしても良いから先にスペック書き溜めろ。

このままじゃ何時までたっても先に進まん。

あ、これに対しての返しも良いからとにかく先にスペックな。



43匿名希望:

あらやだ一貫してハードボイルドだわこの人





・・・・おまえ、絶対モテる奴だろ

女の子にモテモテとか羨ましいなコノヤロー



44匿名希望:ID:Zxpe8amIp

女が女にモテても別に嬉しいことなんかねーよ



45匿名希望:ID:owaijfOIHe

▼ こ こ に き て ま さ か の 衝 撃 事 実 !



46匿名希望:

え・・・おま、おんな?ほんとに?



47匿名希望:

ネ、ネカマの間違いだよな?そうだよな?



48ID:kDsbI9sl3le

うそ乙wwwwww




こんなカッコ良い女がいるとか俺は断じて信じない。信じないからな



49匿名希望:ID:Zxpe8amIp

こんなとこで性別偽るメリットがあれば質問を受けつけよう



50匿名希望:

この世にはネット上で性別を偽る人がごまんとおりますが



51匿名希望:ID:Zxpe8amIp

少なくとも私は違う



52匿名希望:

ならネナベ?



53匿名希望:ID:Zxpe8amIp

勝手に勘違いしておいてそれは酷い言いがかりだ。








そんなに私は男らしいのか(´;ω;`)?



54匿名希望:

ごめん、俺が悪かった



55匿名希望:

疑ってすまない



56匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

ごめんなさい



57次男:ID:2kaRAmatsU

書けたぞ!!

スペック送信しても良いか?


>>53

すまないgirl。俺はどうやらとんでもない勘違いしていたようだ。



58匿名希望:ID:Zxpe8amIp

>>57

いや、いい・・・・ネットでは結構頻繁に誤解されるからもう慣れっこだ。

少し悲しくなったが大丈夫だ。気にしないでくれ。

それより、こう言った場では書き込みを送信する場合などは「投下」と言うから覚えておくと良い。



59匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

girlってwwwwgirlww?!??!(笑)

次男のキャラがここにきて急に掴めなくなった(笑)


スペックおーけー!!



60匿名希望:

むしろそれを待ってた



61次男:ID:2kaRAmatsU

>>59

なんだ?

Ladyの方が良かったのか?



スペック↓

 長男:お金と賭け事、そしてモツ煮込みが好き。あと馬も好きだな。

    運が強いのか競馬に行くと勝って帰ってくることの方が多い。

    基本的に思い立ったが吉日行動で後先考えない行動が目立つ。

    結果、三男によく怒られる。つまりはただのバカ。

 次男(自分)

    この際正直に言うが、俺は働きたくないし一生誰かに養われて生活してたい。

    自分がどうしようもないクズだという自覚はある。

    だがしかし、俺たち兄弟はみんな揃ってクズだとも思っている。

    まぁ、何だかんだ言っても下の弟たちはみんな可愛いと思うし俺は好きだぞ。

 三男:常に周りの視線を気にし、気を配っている。「苦労人」と言っても良い。

    特技はツッコミ。三男のツッコミはもはや神業レベルにきれっきれなんだ。

    好きな事にはとことん情熱を注ぐ熱い男でもある。何かに一生懸命になれるのは良い事だ。

    「たまには僕もボケたい」と前にボヤいてたから、三男にはそこら辺を上手くして喜んでもらいたい。

 四男:自虐的でよく「ゴミ」だ「クズ」だと自分の事を言っているが、昔は兄弟の中でも特に真面目で大人しかった。

    今はちょっと弄れて成長してしまったが、友達の猫たちにも好かれている。

    昔から優しい奴だって事実は変わってないようだ。

    いつ頃からだったか気が付けば皮肉った物言いが目立ったり、キツイ言動が目立つようになった。何故だろう。

 五男:とにかく元気が良い。そして常に笑顔だ。野球が好きで足もめちゃくちゃ早い。

    何を考えてるのかは分からないが、なんだかんだで一番兄弟みんなと仲がいい。

    歌うのが昔から上手く、今でも二人でよく俺が作詞作曲した歌なんかを歌っている。

    兄弟の中で一番純粋な心の持ち主は五男だと俺は思っている。

 六男:末っ子ゆえにか六男は世渡りがとても上手い奴だと思う。その分周りの事もよく見えてるし分かってるようだ。

    流行にも敏感でオシャレにもそこそこ気を遣っている。可愛いものが好き。

    だが根は寂しがり屋の小心者。なんだかんだでほっとけない弟だ。

    あと長男や三男、四男によく「あざとい」と言われている。「あざとい」ってなんだろうな?

    辞書で調べても出てこなかったから未だに「あざとい」の意味はよく分かっていない。

    



あ、あと歳はみんな近いぞ。兄弟そろってパチンコと麻雀はそこそこに嗜んでいる。

長男はその中でもダントツだ。兄さんは賭け事が本当に好きなんだ。

ついでに兄弟みんなが「成人済み」とだけ言っておく。






62匿名希望:

ん?



63匿名希望:

・・・・あれ?



64匿名希望:

な、んだ・と・・?



65匿名希望:

兄弟全員が成人済み?



66匿名希望:ID:owaijfOIHe

予想と違った事実に俺困惑

っていうか色々ツッコミたいところがあったのは俺だけか?



67匿名希望:

六人兄弟だって言うから俺はてっきり



68匿名希望:ID:Zxpe8amIp

少なくとも下の子は高くて高校生ぐらいだと想像していた。



69匿名希望:

次男の第一印象がなんかガラリと変わった気がする。



70匿名希望:ID:

おれ、好青年な次男のイメージから一気に親しみが湧いてきたわ



71匿名希望:

>>61

スペックについては取り敢えずツッコミを控える・・・・・が


次男、お前もしかしなくても天然だな?



72匿名希望:

うん、わかってた



73匿名希望:

知ってた。



74匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

※次男はバカ正直者



75次男:ID:2kaRAmatsU

いや、だって隠し事は良くても嘘をつくのはアウト・・・だろ?



76匿名希望:ID:owaijfOIHe

隠しごとは良いのか隠しごとは



77匿名希望:

どうしよう、次男のキャラが掴めそうで掴めない



78匿名希望:

>>77

難しい事は考えずにそろそろ本題に戻ろうぜ



79匿名希望:

そうだった



80匿名希望:

本題って確か「兄弟を元気づけたい」みたいな感じだっけか?



81匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

スレタイにあるだろ

次男は兄弟に喜んでもらいたいんだよ

・・・・で、合ってるよな次男?



82次男:ID:2kaRAmatsU

あぁ。是非みんなの知恵をかしてもらいたい。



83匿名希望:ID:kDsbI9sl3le

知恵って簡単に言うけどさ、具体的に次男はどうしたいワケ?



84次男:ID:2kaRAmatsU

具体的に?

んー・・・・・・この微妙にどんよりとした空気がなぁ。



85匿名希望:

この?

え、なに、もしかして今そこに兄弟全員いたりとかすんの?



86次男:ID:2kaRAmatsU

そうだな。居間でみんな寛いでるぞ。今は。



87匿名希望:

兄弟仲が良さそうで何より



88次男:ID:2kaRAmatsU

ありがとう!!



89匿名希望:

ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ッ!!



90匿名希望:

素直で大変よろしい



91匿名希望:

ダメだ・・・次男の返しが所々だけど甥っ子のそれと重なって見える



92匿名希望:

はなまるぴっぴ?

はなまるぴっぴあげちゃう?



93次男:ID:2kaRAmatsU

え・・・・

俺、身長も一応そこそこにはある方だぞ?

それに、なんで会ったこともないのに俺が小さく見えるんだ?



94匿名希望:

そういうこっちゃない



95匿名希望:

ちがう



96匿名希望:

ちげーよ



97匿名希望:

はぁぁ・・・・コレが女の子だったらなぁ



98匿名希望:

>>97

天然がかわいいのなんて殆ど二次元だけだぞ

リアルだとそれほどでもない



99匿名希望:

そーそー

マジな天然はいくら相手にしてもキリなんてねーぞ

適当にスルーしながら次男の相談にも真面目にのってやろーぜ



100匿名希望:

関係ない話はやめろよな

なぁ次男、兄弟たちって今なにしてんのか聞いても良い?



101次男:ID:2kaRAmatsU

俺の兄弟たちか?

長男と三男はさっきからずっとしりとりをしているようだ。勝敗は今のとこ一対二で三男が勝ち越してる。

五男は本とかミカンとか皿とかダンボールとか、何か色々頭にのせて居間をぐるぐる回ってるな。

相変わらず五男は元気が良い。四男と六男は六男のスマホを一緒覗き込んでいるようだ。


ふと気になったんだが、しりとりってスマホ見ながらやるのもアリなのか?

俺はなんだか反則な気がしてしりとり中はあまり動けないんだが・・・・・



102匿名希望:

んー、しりとりに使う単語とか検索してなければ別にいいんじゃね?



103匿名希望:

大の大人がしりとり四周とか、ツッコんでも良いんだよな

ここってツッコムべきとこだよな?



104次男:ID:2kaRAmatsU

え、おかしいか?

しりとり



105匿名希望:

いや!全然おかしくなんかないよ!!



106匿名希望:

>>103

貴様、しりとりの楽しさを知らんのか



107匿名希望:

【しりとり】

 それは数多の言葉が飛び交う無限の世界を制する神々の遊び



108匿名希望:

一人しりとりも楽しいゾっ☆



109匿名希望:

涙拭けよ( -_-)つ「ハンカチ」>>108



110匿名希望:

>>109「ハンカチ」⊂(;_; )すまない、洗って返さないから・・・・



110匿名希望:

いやwwwwそこは洗って返そうぜwwwwwwwwww



111次男:ID:2kaRAmatsU

>>107

その説明カッコ良いな!!気に入った!


>>103

しりとり面白いぞ。



ちなみに二人はこんな感じで今しりとりしてる↓


 長男「・・・・ヨーグル食べたい」

 三男「今言うことかそれ!? えっ? それ今言う流れだったか?!」

 長男「堅いこと言うなって三男(笑)。だってさー、そろそろ昼時じゃん?兄ちゃん、お腹減ってきたんだもんよー」

 三男「『よー』じゃねーよこのクズ(怒)。僕行かないからね、兄さんの為に買い出しなんて」

 長男「天気いいよ? 三男ちょっと外に出てくれば? そんでそのついでにちょっとコンビニ寄ってくれりゃ良いか・・」

 三男「っっっ勝手なことばっか言うヒマあるなら自分で買いに行けよ!!(怒)」

 長男「ヨーグルトの為だけにコンビニとかないわー。マジないわー」

 三男「っわ、自分のこと思い切り棚上げしやがった!」

 長男「他力本願。自分勝手。自堕落生活ってサイッコ~~~っ!!!!」

 三男「こんっっのクソニート・・・っ」

 長男「六男ー、この特大ブーメランお前にパス!俺ちょっと席外すな♪」

あ、兄さんがスマホ画面暗くして立ち上がった。


 六男「ちょっ、僕やらないからね?!いきなりこっちに振ってくんの止めてくんないっ長男兄さん!!」

 四男「巻き添え事故六男(渾名)」

言いながら笑う四男

 六男「六男(渾名)言うなし」

こんな事言いながら一つのスマホに視線を落としてる二人は見ていて微笑ましいぞ。


 三男「なに、長男兄さんトイレ?途中で戦線離脱するんなら僕の勝ちで良くない?」

 長男「いかさまとはお兄ちゃん感心しませんねー」

 三男「ねぇ、別にこれイカサマとかじゃなくない?ていうか、元々僕の方が勝ち越してるし!!」

 長男「知ーらねっ。俺、過去は振り返らない男だしぃ?」

 三男「一々腹立つ顔しやがって・・・いい加減ケツ毛ひん剥くぞゴラ」

 長男「ラッキーで勝ってるだけだろ?ほんと運が良いね三男♪」

長男の奴、三男を煽るに見た後。途中でしりとりを戦線離脱して今を出て行ったぞ。

コンビニに行く気だな。勝負は三男の勝ちで決まりのようだ。




112匿名希望:

< 速報!>俺の知ってるしりとりと違った



・・・・え、これ、しりとり?



113匿名希望:

次男の言うしりとりは少しばかりレベルが高いような気がします



114匿名希望:

私の知ってるしりとりはこんなんじゃない・・・・



115匿名希望:

俺の辞書にあるしりとりとは完全別物だった件について



116匿名希望:

なんで次男とその兄弟みんなしてコレを当たり前だと思っているのか………



117次男:ID:2kaRAmatsU

ん?どうした?

何かおかしな所でもあったか?


すまない。実はこういった所に書き込むのも今回が初めてなんだ。

変なところがあったら教えてもらえると助かる。



118

違う

だからそうじゃない



119

>>118

次男は天然いうだけムダ



120

無駄無駄無駄無駄

無駄無駄無駄無駄

無駄無駄無駄無駄

無駄ァ――――――――――ッ



121

>>120

不覚にもふいた



122

いきなりのジョジョとか不意打ちすぐるwwwwwwwwwwwwwwwwww



123次男:ID:2kaRAmatsU

俺その元ネタ(って言うのか?)、よく知らない・・・・



124匿名希望:

気にしなくて良いぞ次男。

分かんないトコはすっ飛ばしてお前は本題に集中しろ。



125匿名希望:

なぁ次男

思ったんだけどさ、コレってお前が心配するほど兄弟たちどんよりしてなくね?

次男、別に何もしなくて良いんじゃねーの?



126次男:ID:2kaRAmatsU

いや、傍目からじゃ確かに分かりにくいかもしれないが、この部屋は間違いなく兄弟たちによるどんよりオーラで満たされている。





・・・・・ちょっと息苦しいんだぜッ☆

まさにブレスディフィカルト!!



127匿名希望:

だからお前は一体何処をめざしてるんだ次男っっ!!!!!



128匿名希望:

ただノリがいいにしても楽しすぎる次男のテンション・・・

俺はそんな次男の事が好きだぜっ☆



129匿名希望:

俺もどんよりオーラには息がつまりそうになるんだぜっ☆

同士('A`)人('A`)ナカーマ



130匿名希望:

まさかの天然次男が発端の茶番乙wwww


>>128>>129お前らも十分ノリが良いよ

(゜∀゜)人(゜∀゜)ナカ-wwwwマァァァァァァwwwwwwwwwwwww



131匿名希望:

↑以上までが茶番。乙


↓以下より、入るタイミングが分からないで困ってる(であろうと俺個人が信じたい)次男の為のスレに戻ります。



132匿名希望:

>>131軌道修正乙(笑)



133次男:ID:2kaRAmatsU

あ、えっと・・・ありがとう?



134匿名希望:

だからことの発端は全部↑コイツだってwwwwwwwww



135匿名希望:

今北産業言う前に状況把握。

なにここ楽しそうなスレだなwwwwwwwww



136匿名希望:

おう(笑)ここのスレ主見ててあきねーぞwwww



137匿名希望:

暇してた俺氏大・歓・喜wwwwwwwwwwwwwww



138匿名希望:

▼ 暇 人 が 仲 間 に な っ た !



139匿名希望:

次男「    」



140匿名希望:

よし、話を戻そうか



141匿名希望:

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【僕たち】次男兄さんを笑わせたい【六つ子】(兄弟サイド)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

>「構想」

兄弟側

 少し次男に対してやりすぎだと思っている。

 最近、そう言えば次男が難しい顔ばっかりするようになって、前みたいに無邪気に笑うような事が少なくなってきたと気付く。

 カッコ付けたように笑うことは逆に増えた気がする。

 どうにかして笑ってもらいたい。

 スレ立て

 先にスレ立てしたのはこっち

 丁度カラ松が席を外していたので兄弟で話し合った結果、他人のアドバイスを聞こうと

 スレ民、経緯を聞いてそれは「酷い」と

 その時の後悔とか、最近の次男の様子とかを話して皆も協力しようという話に

 その後スレ立て三十分後くらいにカラ松兄さん帰宅(カラマツ兄さんは兄弟が喜びそうなモノうぃプレゼントしたうと出歩いてみたが、手持ちがからっぽカラ松なので兄弟全員分は無理だと早々に帰宅)

 安価で現状聞いて取り敢えず長男が次男にお菓子でも買ってきてやれと

 兄ちゃんが出ている間更に安価

 次男に甘えるというか一緒に出かける提案をするトッティという安価(お詫びとかも兼ねてトッティ持ちで)

 次男にはなんだかんだと言って断られる(普段なら素直に喜ぶが今は皆の助けになりたいのにそれは……という心境から)

 ダメだったとショボんヌなトッティ

 次の安価だ安価!!

 次は四男(体のマッサージ)

 スッゴイあれな顔をしたあとも葛藤の末に突撃

 次男めっちゃ喜ぶ

 四男慣れない事に暴走して加減を間違える

 次男、暫く横になったまま動けなくなる(足をやられる)

 その数分後、足を動かせないままにスマホにまた向き直る次男

 さて次はどうする安価!!

 「当たり前」ってのはそれが続くから当たり前になってるだけで、それまでに続いていたものがこれから先もずっと続いてく保証なんてのは、実は何処にもないんだぜ?

 当たり前は当たり前であって当たり前じゃない。

 それを忘れちゃダメだろ。

 人ってのは慣れる生き物だ。些細な変化だと、それが日常だって無意識にあぐらをかくようになるから人はそれを「当たり前」だって勘違いするんだ。

 お前たち兄弟は、ちょっとその「当たり前」にあぐらをかきすぎてたんじゃねぇか?

――――――――――――――――――――

「本文」

1 名もなき松: ID:ToDOm5atU

――――――――――――――――――――

「ID」

【六つ子】

0s1oMATsu

2kaRAmatsU

tYOromsT3su

icIMaT4Su

JU4S1hiMatu

ToDOm5atU

【モブ(2)】

2otsNAGlsd

SnkghoisJF

haOekaQdu

smmsSVjpg

mPeajrwgR

mwN4psLK

wofjp]jer1M

qWnspiNsB

mPAOWFn

camPRwC1

fMOqf3nsFH

gam70m8A

【モブ(他)】

yskHskXope

MPojgdP0m

3qdmIOJwk

fwmp0esmw

FAamapVbe

5epoEMp]2

sZGmpoj0w

mAE9cjs93n

WOm3daHe

noNnrmsEW

PWwamp3q

mwac09m7w

93mamcsfJ

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