ルーズリーフ一枚目
ふと、俺は疑問に思う。
──こいつら、本当に……
「……俺より年上なんだろうか?」
銀時は箸を片手に、今繰り返されている目の前の現状を確認し、そんな事を考えた。
何故、銀時は今そのようなこと思ったのか。
それを知るにはまず、今日一日の始まりから話を遡らなければならない──
チュンチュン
朝から小鳥のさえずりが耳に届く。
銀時はのそりと体を起こし、辺りを警戒しながらゆっくりと見渡した。
今日はカラスの鳴き声が聞こえない。
今日は体に風が吹き付けない。
その事に銀時は若干戸惑いもしたが、周囲を伺い見てすぐに昨日あったことを思い出す。
「あー、そうだったな……」
久しぶりに感じるぬくもり。
今の銀時にとってそれは久しぶりの感覚過ぎて体に違和感を覚えてしまう。
己の体にまとわりつくように被さっていた布団を手に、銀時はそれを暫く見つめていたかと思うとそれを綺麗にたたみ始めた。
ルーズリーフ二枚目
「土方十四郎、ねぇ……ふーん」
スプーンを片手に鼻をならす銀時。
そんな銀時に何故かスイーツを奢ってしまっている自分に、土方は何故こんな事にと肩を落とした。
「…………アイツが言ったことの約七割は俺に対するただの嫌がらせだ」
「……」
「だからあんまり
以上。
随分昔の書きかけで、完全に記憶から消え去っていたのでボツということでこちらに供養。
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