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​白 銀 の 戦 慄

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[銀魂]【逆行】04.人の目とか見ても死んでるとか死んでないとか実際はわからない

  • 執筆者の写真: siversou
    siversou
  • 2023年8月27日
  • 読了時間: 1分

連載していたけれどもサイト移転際に移動させなかったシリーズ

【逆行の記憶】四話



(なんだここは? てかこいつ等何? 殺気は感じねぇーけどやっぱ俺を殺しに来たのか? てかなんで俺身体でかくなってんの?)


 じっと自分を睨んでくる黒髪の男。その視線が気にくわなくて思わず髪の事を言った。

 だがあいつ等はさらに自分の顔を睨んでくる。


(なんなんだよコイツ。こいつ等も俺のこと鬼とか思ってるわけ? それとも……)




 ヤローは少し俯きながら一つ悪態をついた。

 俺たちにではない、それに、ヤローは独り言のつもりだったのかもしれない。


「たく……またあいつ等金で雇った奴らで俺を殺そうとしたのか……どうせ風貌の事なんか軽くしか説明しなかったんだろうな……」


 その呟きはひどく悲しみを帯びているように感じた。それからヤローは溜息を軽く漏らしながら周りを確認。

 後に、俺たちに聞いてきた。


「ここ何処? あんた等が俺をここに連れてきたわけ? 天人だらけって事はどこかの星か? 一体いくらで俺を殺しに来るように言われた? 後なんで俺の身体でかくなってるわけ? あんた等なんか知ってんの?」


 その顔はドッキリや冗談などではない、いたって真面目なものだった……

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