top of page

​白 銀 の 戦 慄

シリーズライン.gif

[銀魂]【逆行】04.人の目とか見ても死んでるとか死んでないとか実際はわからない

  • 執筆者の写真: siversou
    siversou
  • 2023年8月27日
  • 読了時間: 1分

連載していたけれどもサイト移転際に移動させなかったシリーズ

【逆行の記憶】四話



(なんだここは? てかこいつ等何? 殺気は感じねぇーけどやっぱ俺を殺しに来たのか? てかなんで俺身体でかくなってんの?)


 じっと自分を睨んでくる黒髪の男。その視線が気にくわなくて思わず髪の事を言った。

 だがあいつ等はさらに自分の顔を睨んでくる。


(なんなんだよコイツ。こいつ等も俺のこと鬼とか思ってるわけ? それとも……)




 ヤローは少し俯きながら一つ悪態をついた。

 俺たちにではない、それに、ヤローは独り言のつもりだったのかもしれない。


「たく……またあいつ等金で雇った奴らで俺を殺そうとしたのか……どうせ風貌の事なんか軽くしか説明しなかったんだろうな……」


 その呟きはひどく悲しみを帯びているように感じた。それからヤローは溜息を軽く漏らしながら周りを確認。

 後に、俺たちに聞いてきた。


「ここ何処? あんた等が俺をここに連れてきたわけ? 天人だらけって事はどこかの星か? 一体いくらで俺を殺しに来るように言われた? 後なんで俺の身体でかくなってるわけ? あんた等なんか知ってんの?」


 その顔はドッキリや冗談などではない、いたって真面目なものだった……

最新記事

すべて表示
【銀魂】不穏な夢

久しぶりに銀魂乱舞をして、その流れで銀魂すごろくして、昔懐かしい感覚を思い出せた流れで思いついたシーンを文字に書き起こしました。 何か壮大な長編が始まりそうな書き出し。続きを書くかどうかは、この先の構想がまとまるかどうか次第。  気がついたら何もない世界に立っていた。...

 
 
 
【銀魂】花見

ひたすらに闇が制する世界。  あたりは何処までも暗い世界が続き、足元に視線を落として初めて、色を目にすることとなる。  血に染まったかのように真っ赤な、花。  花火のように花弁を開いている、美しくもどこか儚げな、彼岸の象徴。...

 
 
 
【銀魂】お味噌汁

万事屋のお味噌汁は、日によって変わる。  新八や銀時はその時あるもので使えるものを。神楽はそもそも味噌汁を作らない。  一度銀時に教えてもらって、一人の時に作ってみたこともあるが、銀時に教えてもらった時には美味しく作れたはずなのに、何故かその時と同じ味に作れないのだ。...

 
 
 

コメント


bottom of page