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​白 銀 の 戦 慄

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[銀魂]マナーモード

  • 執筆者の写真: siversou
    siversou
  • 2022年2月14日
  • 読了時間: 1分

更新日:2022年9月29日

「ねぇ、沖田君。そろそろ俺、馬鹿馬鹿しくなってきたんだけど。帰っていい?」

「旦那もうちょっと。もうちょっとだけ!土方のコノヤローなんかにこんなこと頼めやせん」



「はいはい。じゃあ早くして」

「チ、チ、チ、チャイナ、ナ、ナ、す、す、すすすすすすすす」



「マナーモードになってるよ、また。かれこれ3時間マナーモード沖田だよ。何時もの沖田君はどこにいったの。ビデオに向かって愛してるって言うだけだよ」



「あ、あ、あ、あいいいいしてててる!?」

「わかったから。マナーモードもういいから。いい加減にしないとこれを神楽に見せんぞ」



「それは勘弁してくだせェ」

「俺飽きてきたから早く」



「チャ、チャ、チャ、チャイナ。す、す、すすすすすすすす」

「ああ、もういい!! もういい!! 何してんのさっきから!! 一歩たり とも前進してないんだけど!! 俺は何時になったら君達に赤飯食べさせられるんだ!? もうすでに7合は無駄にしてるぞ!! 土方君と食べてるんだよ? もう赤飯見たくねぇんだ!!」



「すいやせん」

「素直に謝れると不気味なんだけど。まぁ、これが最後だからな」



「わかりやした……チャ、チャイナ…………す、す、す、好きでさァァァ!!」

「あ、ごめん沖田君。君のマナーモードばかり撮ってたらビデオカメラの充電切れてたわ。充電してきてからもう1回言ってくれ」



「旦那ぁぁぁぁぁぁ!!!!」

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