「ねぇ、沖田君。そろそろ俺、馬鹿馬鹿しくなってきたんだけど。帰っていい?」
「旦那もうちょっと。もうちょっとだけ!土方のコノヤローなんかにこんなこと頼めやせん」
「はいはい。じゃあ早くして」
「チ、チ、チ、チャイナ、ナ、ナ、す、す、すすすすすすすす」
「マナーモードになってるよ、また。かれこれ3時間マナーモード沖田だよ。何時もの沖田君はどこにいったの。ビデオに向かって愛してるって言うだけだよ」
「あ、あ、あ、あいいいいしてててる!?」
「わかったから。マナーモードもういいから。いい加減にしないとこれを神楽に見せんぞ」
「それは勘弁してくだせェ」
「俺飽きてきたから早く」
「チャ、チャ、チャ、チャイナ。す、す、すすすすすすすす」
「ああ、もういい!! もういい!! 何してんのさっきから!! 一歩たり とも前進してないんだけど!! 俺は何時になったら君達に赤飯食べさせられるんだ!? もうすでに7合は無駄にしてるぞ!! 土方君と食べてるんだよ? もう赤飯見たくねぇんだ!!」
「すいやせん」
「素直に謝れると不気味なんだけど。まぁ、これが最後だからな」
「わかりやした……チャ、チャイナ…………す、す、す、好きでさァァァ!!」
「あ、ごめん沖田君。君のマナーモードばかり撮ってたらビデオカメラの充電切れてたわ。充電してきてからもう1回言ってくれ」
「旦那ぁぁぁぁぁぁ!!!!」
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