鈍く・・・・・・・・・・
鋭く・・・・・・・・・・
銀色に突き刺し
朱色に揺れて輝き
鮮血に染まって滲む
ズキリ・・・・・・・・・・・・・・・
過去の出来事が
身体の記憶となって
銀時の肉体を蝕む・・・・・・
肉の焼き焦げる臭気
木造の家が焼け
鉄の香が支配する
嗚咽が込み上げてきそうな
それでいて
決して目をそらす事の出来ない
松陽先生・・・
松陽先生・・・・・・!
松陽先生!!
心の中で
いくら呼びかけようと
その者は答えない
返してはくれない
その者は・・・・・
既に物に変わっているから
その者は・・・・・
既に動かぬ
肉の塊になってしまった・・・・・・・・・・・・・
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