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​白 銀 の 戦 慄

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[銀魂]噂話

  • 執筆者の写真: siversou
    siversou
  • 2021年12月30日
  • 読了時間: 3分

更新日:2022年1月9日

――――お前等さ、聞いたかあの“噂” ――――噂?  ……あぁ、例のアレか? ――――そうそう。また出たんだってよ。 ――――なんだよ、そのー……例のアレって? ――――は、お前知らねーの? アレって言やぁアレだよアレ。例のあいつ等の事だよ。 ――――だから何、そのあいつ等っての。 ――――っちょ、マジかよ!! マジで知らねーのお前? ――――最近ここらを騒がせてる“グループ”だぜ!? ――――グループ? ――――そうグループ! グループ『カラー』!! ――――…………知らねー。 ――――嘘、マジかよ。信じらんねー!!

――――今時『カラー』を知らねー奴なんてのは、そうはお目にかかれねーぜ!?     ある意味お前、希少価値高いよな。 ――――な、なんだよさっきから『カラー』『カラー』って!!     それ、色の事を言ってんのか!? ――――そうだぜ。『カラー』ってのはあいつ等の色のことを指してんだ。 ――――あいつ等には名前なんかねーのよ。 ――――周りがあいつ等を色で呼ぶから『カラー』で広まってんだ。 ――――……なんだよそれ、そんなんで“グループ”って言えるのかよ。 ――――あぁ、あいつ等はそんなんでも“グループ”って言われてんだよ。 ――――なんで? そんなに数が多いのか? ――――いや、むしろ逆だ逆。 ――――逆? なにが? ――――人数が多いんじゃない、逆に少ねーんだよあいつ等は。 ――――少ない? 一体何人くらいで構成されてるグループなんだ、それ。 ――――四人。 ――――…………ハ? ――――いや、「八(は)?」じゃなくて四人。 ――――そうそう、あいつ等は全員で四人。 ――――いや、俺もそっちの意味で言ったんじゃねーんだけど。     …………にしても、たった四人? それ、マジか? ――――そう! ――――たった四人! ――――それなのに!! ――――“グループ”って言われてんだよ!! ――――…………マジでか。いろんな意味でスゲーな、それ。 ――――だろ? ――――しかも!     噂じゃ総勢六十人の構成員を誇っていたあの『スペース』を潰したってらしいんだぜ? ――――はぁ? あの『スペース』をたった四人でか?     それは幾らなんでも話を盛りす…… ――――いや、たった三人だ。 ――――へ? も、もう一人はどうしたんだよそれ。 ――――噂じゃ道に迷ってたらしい。 ――――…………迷子? ――――あぁ、噂じゃ『赤』はスッゴイ方向音痴らしいんだ。 ――――『赤』? それが『カラー』ってさっきからお前達が言ってる連中の一人なのか? ――――そう。 ――――残りの三人は『青・紫・白』だな。 ――――なんか、共通点がありそーでまったくない色だな。 ――――まーな。 ――――俺もそう思う。 ――――なんでそいつ等、そんな色で定着してんの? ――――んー……色、かな? ――――たぶん、色なんだろうな。 ――――はぁ? 何言ってんのか意味分かんねーぞそれ。 ――――いや、だからそのまんまの意味だって。 ――――『カラー』の奴等、それぞれが通称されてるその“色”が特に印象的なんだよ。 ――――『赤』は毎回赤色の服を着てるらしいし。 ――――『青』は…………よく分かんねーけど。 ――――『紫』は光の反射具合でその髪の毛の色が紫に見えるんだってさ。 ――――じゃあ『白』は『赤』と同じで毎回白い服でも着てんの? ――――いーや違う。 ――――『白』のは『紫』と同じだよ。 ――――『紫』と? ……って事はなに、そいつ、まさか白髪かなんかなの? ――――噂じゃそうらしい。 ――――人によっちゃあ「アレは白と言うよりかは銀色に近かった……」って、     そーゆー奴もいるらしいがな。 ――――……まぁ、所詮は噂だろ? それ。 ――――まー、噂だな。 ――――…………んで、その『カラー』がどうかしたのかよ? ――――それはさっき言ったろ? あの『スペース』を潰したって。 ――――なんだ、そんなことだったのか。確かにそれは驚いたけど……。 ――――あー、まぁな。……けど、俺が言いたかったことはそこじゃないんだ! ――――なら一体どこだよ。 ――――ここ。 ――――はぁ?? ここ……って、何が? ――――だ・か・ら! 『カラー』は『スペース』を潰すためにここに現れたんだって!     この江戸市……歌舞伎町に!! ――――マジで!? ……そんなスゲー奴等がか? ――――あぁ、だから興奮してんだよ!! ――――……確かにな、ウザイくらいのハイテンションだ。 ――――えっ、や、ちょっ!! そう言う言い方はちょっと良くないんじゃな…………。 ――――お前はその存在自体がウザイからな。 ――――ヒデー…………。 ――――でもま、確かにそれが本当だとしたらテンション上がるな。 ――――だろだろ!! ――――あぁ、ホントに…………憧れるな。  中学時代に囁かれていた噂。  しかし高校を上がった頃にはもう、彼等の噂は一切耳にはしなくなっていた。

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