ガラガラガラ
「銀さーん。起きてますか? もうお昼近くですよー」
ゴトゴト
「ほら、神楽ちゃんも起きて!」
「何アルか新八? 今日はやけにうるさいネ。ツッコミの時以外はあんま喋んないくせに調子にのんなよダメガネ」
「あーはいはい、どうせダメガネですよ僕は。それでいいから起きて、神楽ちゃん」
言いながら新八は銀時の寝室の襖を開ける。
スー
「銀さん、いつまで寝てるんですか」
新八の呼びかけた先には、汗だくで魘されている銀時がいた。
──銀時の夢の中。
昔の記憶。
攘夷戦争の中。
「お前は、何も守ることなんかできない」
「己の本能に気づいていないのか? お前はただ、人を殺したいだけんなんだよ」
「何も守れやしないさ。守るべきものも、いつか己自身で手にかけていくだろう」
……ちがう、ちがう。
俺は、俺はただ……
『一緒に来ませんか?』
松、陽……先生……?
──現実に引き戻される。
「銀さん! 銀さん!」
「銀ちゃん! しっかりするネ!」
ゆっくりと目を開ける銀時。
「大丈夫ですか? かなり魘されていましたよ」
無言の銀時。
「銀さん?」「銀ちゃん?」
いつもと雰囲気が違う。
目つきも険しく、何かを睨んでいるかのように鋭い。
ふと銀時が目を閉じた。
「銀さん?」
「……ギャアギャアうるさいっつーの」
「でも、凄く魘されてましたよ? 本当に大丈夫なんですか?」
「別に大したことねーよ」
「でも銀ちゃん、様子が変だったネ」
スクッと立ち上がる銀時。
「気のせいだよ。今まさに、ここにみんなの銀さんがいるだろ?」
「今のはツッコンでいいんですよね?」
その言葉を聞き大きく項垂れる銀時。
「おいおい、ツッコミしか取り柄がねーんだからちゃんとツッコめって。ツッコミのねー新八はただのメガネを取った新八と同じくらい必要とされてねーよ」
「ちょっとそれ! 僕もう必要とされてなせんよね!? メガネしか必要とされてませんよね!? 僕の存在意義ってメガネとツッコミだけなんですか!?」
「そだよ、新八の本体はメガネだからね」
「そうネ、新八のメガネ以外はツッコミと水とゴミで出来たただのメガネかけフックアル」
「ちょっと神楽ちゃんもそんなこと言わないの!」
そんな会話をしながら、銀さんの言う通り、さっきのはきっと気のせいなのだろうなと納得した新八だった。
場所はいつものように万事屋から始まるのではなく、たまに出てく
これかなり古い書き殴り文じゃな……
この頃はとりあえずイメージしたものを一文ずつでもメモだけしとこってなってたなぁ。
お陰さまでこんな……こんな……なんとなくイメージはできるが、もうちょい具体的な文書いてほしいな。
つか最後の方ほんとに尻切れトンボ過ぎて、その後は!?ってなりました。殴り書き文なのがよくわかる。
Comments