「おい、銀時。今日は何もしなくていいぞ」
「は? どうしたの高杉」
「たまには俺が家事をするって言ってんだ」
「いやいや!! いいから!! やな予感しかしねぇんだけど!?」
「うるせぇ、人の好意は大人しく受け取っておけ。何時もお前に任せっきりだからな」
「いや、何もしないでいてくれる方がいいんだけど!?」
「そういうな、まかせておけ。まずは飯か」
「考え直せぇぇぇ!!!」
「砂糖も塩も同じだよな……何だこれは。とりあえず入れとけ」
「最悪だ…………」
「晋助、毒薬でも作っとるのかのぅ。激臭じゃ」
「む、天人の飯に盛るのか。ならばこんなコソコソ見ていないで俺達も協力せねば」
「いや…………そんなんじゃない。あ、毒キノコ入れやがった」
「その前に金時、今日の飯は何じゃ? わし腹減ったぜよ」
「銀だってんだろ。今日の飯はあれだ」
「あれ? あれって何だ?」
「さっきからお前たちが毒薬呼ばわりしているやつだ」
「アッハッハ!! 金時も冗談きついぜよ!! あれ人間の食いもんじゃなか」
「人間の食いもんじゃなくても高杉が作ってんだからしゃあないだろ」
「「アッハッハ…………」」
「顔笑ってねぇぞ2人共……これから俺、山に行ってくるけどお前らどうする?」
「「一緒に行きます。行かせて下さい」」
翌日
「おい、銀時!! 大変だ!! 何者かに毒を盛られたらしい! 隊士が全滅だ」
「あぁ、当然の結果だな」
「どういうことだ!? クソッ! 俺がいたのに」
「お前がいたから駄目だったんだろうな。その前に何でお前が無事なのか聞きたいわ」
「俺は毒にやられる程ヤワじゃねぇ」
「ま、今日のところは無事だった4人で戦やるしかねぇな」
「安心しろ!!昨日、銀時と辰馬と偶然4人で特攻する方法を考えた」
「アッハッハ!!まぁ、何とかなるじゃろう!!」
「あぁ……そうだな…………でも、毒さえ盛られなければ……」
(((盛ったのお前だけどな)))
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