途端に辺りの色が
真っ赤な鮮血の色から
綺麗な夕焼け色に
染まりかえる
-------------------また、変わった?
『銀時』
声が響く
今は懐かしい
あの人の声が
『先生?』
『夕焼けは、本当に美しいものですね』
『どうしたの?』
何時もとほんの少しだけ
雰囲気が違った
あの人のセリフ
-------------------なんでこんなモン
-------------------今見なきゃなんねぇんだよ?
つい先ほどまでは
涙を流していた
もう一人の鬼は
今はもう
泣き止み
不思議そうに
あの人を見つめる
-------------------この先だけは、見たくねぇ・・・・・・・・・・・・・
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