top of page

​白 銀 の 戦 慄

シリーズライン.gif

[銀魂]真選組サイド

  • 執筆者の写真: siversou
    siversou
  • 2022年7月14日
  • 読了時間: 1分

更新日:2022年9月29日

 毎度のことながら思う。

 もう少し真面目にできないのか、と。

 そんなことを心中ボヤきながら、土方は日に日にその高さを増していく手元の書類に視線を落として項垂れた。

「副長、例のホシに妙な動きありと報告が届きました」

「昨日の定時報告は届いてなかったが、なんかトラブルでもあったか」

「そ、それが……」

「言え、山崎」

「は、はい! なんでも張込みを任せていた者の言い分では、張込み途中で寺門通を見かけてしまい、寺門通親衛隊の末席に在籍する身としては、優先すべきはそちらと判断して張込みを一時中断した、という話で……」

「つまりなんだ、そいつは観察の任を放り出してアイドルのを追っかけをしてた、と」

「まぁ、そういうことになっちゃいますね」

「……山崎」

「…………はい」

「観察の監督不行届はお前の責任だ。罰としてこの件が一段落したら一週間ミントンもカバディも禁止な。すぐに二番隊に声をかけてホシを追いかけろ!!」

「はっ、はいぃぃぃぃぃ!!」


万事屋も好きだけれどもたまには真選組側の話も見てみたくなるよなって感じでここまで書いた記憶はある。

最新記事

すべて表示
【銀魂】墓標での誓い

冬になると思い出す。  足先が冷たさを忘れて、感覚がおかしくなったのか、熱を持ったように錯覚するほどの、寒い雪の日。  その日も、いつものように当てもなく練り歩いて、体を休ませる場所として選んだのは墓地だった。  雪の降る日だ。滅多なことじゃ人は来ないだろうと、そう踏んで顔も知らない奴の墓石を背もたれ代わりに、休ませてもらっていた。  だが、人が来ないと思って背を借りていたその墓石の主は、よっぽど

 
 
 
【銀魂】湯たんぽ

「銀ちゃん、あれ、なにアルか」 「あれ? あー、あれは古き良き日本の伝統暖房器具、その名も“ゆたんぽ”だ」 「湯たんぽ? なんか美味しそうな名前アルな」 「食いもんじゃねーぞ」 「じゃあどうやってつかうアルか」 「俺も実際に使ったことないから知らね」 「使えない天パアルな」 「んだとこのガキ。全国の天然パーマさんに喧嘩売ってんのか」 「喧嘩売ったのは銀ちゃんにだけアル」 「ちょっとちょっと、こんな

 
 
 
【銀魂】加湿器

11月ってなんだろ、11月にあげれそうなSS何を書こうと瞑想していた時に、私パッと思いつきました。 11月前後には乾燥もひどくなって加湿器を導入し始めるだろう!!万事屋にはまだなかった(少なくとも作中には登場していない)ので、それならばそれで書こう!! と思いついたネタのメモ。 (普通に面白いと思ったネタなので、機会があれば普通に短編として書きたいな、と。機会があれば)。  秋でもなく、かといって

 
 
 

コメント


bottom of page