はい、本日投稿しますのもかつて書き記したメモ書きの供養データでございます。
上の方になんかね、「秀才」って書いてあった。
「秀才」って書いてまるで囲ってあった。
その一行下から小説本編の書き初めが十行ほどあった。
今の私に分かるのはただそれだけだ。
今日も爽やかな江戸の空。
青い空の下、猫も呑気に欠伸を漏らしている。
「なんとも晴れやかな日和だねぇ」
今日も歌舞伎町はいい天気だ。
江戸は歌舞伎町、そこに店を構えている『スナックお登勢』では、そんな呟きが漏れた。
「お登勢様、明日はいつものように私が家賃の回収に伺えばよろしいのでしょうか」
機械とは思えない優しい声で、たまは煙草を咥えるお登勢に明日の予定を確認する。
お登勢はたまに向けられた視線を受け止め、ふぅっと口から煙草の煙を吐き出した。
「そうだねぇ……たま、明日も先月同様、とことん追い込んでやるんだよ」
お登勢から吐き出された煙草の煙は、空に浮かぶ白い雲のように、ふわふわと周囲を白く染め、空気に溶けて消える。
なんでここからだろってところで止めてるんでしょうね、過去の自分は。
せめてどんな構想を練っていたんか、何を考えてこの情景を思いついたのか、何かしらの情報を残しておいてほしかった……!!
(いや、秀才って書いてますけども)
拙作にもならぬ状態ですか、勿体ないので供養しておきますね。
でも多分あれですね、秀才って上にタイトルっぽくあるし、家賃のために普段は嫌で避けている教師的なお仕事を実はやるとか、実は松陽先生の教えもあるし秀才タイプだったとか、そんなんですかね。
なんとなく教師っぽいことをする話は前に書いた作品の一部に入れ込んだ記憶ありますけど、銀時様秀才設定はいくら浴びてもいいですから。
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