top of page

​白 銀 の 戦 慄

シリーズライン.gif

[銀魂]銀誕の書きかけ

  • 執筆者の写真: siversou
    siversou
  • 2022年1月3日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年1月9日

 薄暗い部屋に布団がひとつ。

 まだ日も明けきらぬ朝早い時間だ。

 当然布団はこんもりと小さな山をつくり、中にはまだ寝入っている者がいると傍目から見てもわかる。

 03:07

 部屋の中に置かれたジャスタウェイ型の時計が現在の時刻を指し示す。

 朝早い……人によってはまだ夜とさえ呼べる時間帯に、万事屋銀ちゃんが主、坂田銀時は深い深い眠りの底にいた。


 スー

 おや、誰かが襖を静かに開ける音がする。

「……七分の寝坊アル」

 声から察するに、この声は神楽ちゃんかな?

 ペタ、ペタ……

 ペタ、ペタ……

 足音を極力立てないように注意を払っているのか、万事屋に響く足音は薄暗い部屋の闇にとけ、音は忍び寄るように銀時の部屋の前まで行くと、そこでぴたりと止まった。

 スー

「まだ寝てるアルな」

 スー

 神楽ちゃんは銀時の様子を確認してすぐに襖を閉めた。

「定春!」

 囁き声で定春の名を呼ぶ神楽ちゃんに、定春も開けっ放しにされていた押入れの一段目でゆっくりと目を開けた。

 のしりと重たい体を起こし、押し入りからのっそりと出てきた定春に、神楽ちゃんは銀時の部屋に顔を向けつつ声をかける。

「それじゃ定春、今日の計画は打ち合わせ通り……」

 定春も神楽ちゃんに倣うように銀時の寝室へ視線を投げ、大きく首を振って目を鋭くさせた。

「銀ちゃんの足止め、誘導任務を任せたアル!」

「ワン!」



*****


「定春! ストップストップ! ストーップ!!」

 江戸は歌舞伎町。無法者共が集まる町に、銀時の声が響き渡っていた。

最新記事

すべて表示
[NARUTO]旧第七班逆行人生5-4

TEXT『琉叶長編』にて連載中 【旧第七班は逆行人生】のつづきです。  残念がるタンボと悔しがるダンチを煽るように、ニコニコ笑顔でカワラは抹茶を啜る。  それを聞いて更に落ち込む二人を、カワラは楽しそうに見た。  カカシはカカシで、自身の顔を真正面からこうやって褒められることが少なかった為、少し気恥ずかしい気持ちに襲われる。 「……ドーモ」 「ふふっ、そういうところは普通の子供とそう変わりませんね

 
 
 
[NARUTO]旧第七班逆行人生5-3

TEXT『琉叶長編』にて連載中 【旧第七班は逆行人生】のつづきです。 「……ダンチごめん。今日はアンタの意趣返しもある程度は許容するわ」 「やったぜ!」 「そんな、タンボさん……」  口元にお抹茶を運びかけていたカワラは、珍しいタンボの寝返りに悲しそうな表情をして見せる。  だが、タンボもダンチも、そんなカワラの表情も半分は演技であると理解しているため、冷めた目を向けた。 「……カワラ先生、ご馳走

 
 
 
[NARUTO]旧第七班逆行人生5-2

TEXT『琉叶長編』にて連載中 【旧第七班は逆行人生】のつづきです。  件の演習試験では、途中までは殆どノーミスで突破できていた。  それが、半分を超えたあたりで殺傷力の高くなったトラップが増えてきて、最後の方に至っては、起爆札の規模や範囲が増しているどころではなく、起爆札を察知して避けた先にクナイがとんでくるように仕掛けが施されており、そのクナイを躱す為に跳べば丸太が頭上を通り過ぎる配置に仕掛け

 
 
 

コメント


bottom of page