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白 銀 の 戦 慄
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[NARUTO]旧第七班逆行人生5-7
TEXT『琉叶長編』にて連載中 【旧第七班は逆行人生】のつづきです。 第3演習場は、下忍が最も使用している演習場と言ってもいい。 担当上忍監督下での演習で、使用される回数が最も多いためだ。 此度の演習もカワラが言い出しっぺであることから、演習場所として第3演習場が選ばれた。 まぁ、表向きな理由は上記の通りだが、その実、カワラが設置した罠や的の後片付けである。 カワラが快くスリーマンセルでの演習を呼び掛けたのは、(これの人手確保が目的じゃ……)と思わないでもなかったが、自分たちの後始末でもある為、三人は先生らしいと思いながらも、唯々諾々と後始末を命じられたことに従った。 ***** 小さな影が一定距離を保ちながら、三竦み状態を維持して森の中を疾走する。 各人が相手の隙を窺いつつ、小石に足を取られたり枝に体を引掛けることなく、目的の場所を目指していた。 戦いの火蓋が切られる場所として、今回カワラに指定されたのは、第3演習場の丁度真ん中あたりに位置する、小川の傍の広場。 ただし、その場所への移動仮定も含めて演習とし 「忍者たるもの、敵

siversou
1 日前読了時間: 2分
[NARUTO]旧第七班逆行人生5-6
TEXT『琉叶長編』にて連載中 【旧第七班は逆行人生】のつづきです。 「そうですね。せっかくですし、今日は班結成祝いをしたらこのまま解散のつもりでいましたが、君たちさえよければ、この後三人の連携を深めるために、スリーマンセルの訓練でもしますか? 任務を受ける前に、それぞれの技量を把握しておくことも大切ですから」 「カワラ先生……それって、先生が指導しながら練習を見てくれるってことか?!」 カワラの発言に目を輝かせていの一番に食いついたのはダンチだった。 普段はのらりくらりとして、ダンチがどれだけ修行をつけてくれとお願いしても躱していくことの多いカワラからの提案だ。飛びつかないわけがない。 「えぇ。普段ならば『忍たるもの、己で考え、己で行動指針を決めるべし』を信条とし、修行もその一環として君たち自身に放任する主義ですが──」 カワラの言葉を聞きながら「そんな主義だったんだ……」「単に面倒くさいだけかと思ってたぜ」「アタシも」と、ひそひそする二人を華麗に流しながら、カワラは笑って続ける。 「私たちはカカシ君の実力を知り合ったばかりでまだ把握でき

siversou
6 日前読了時間: 2分
[NARUTO]旧第七班逆行人生5-5
TEXT『琉叶長編』にて連載中 【旧第七班は逆行人生】のつづきです。 未来で多用していた術も、まだこの時代にきて試していないものも多いし、まだアカデミーを卒業して数日。そんな短い期間で多用した術なんて、そこが知れている。 当時のことを思い出してみても、そこまで偏って多用していた忍術はなかったように思う。 普段の修行にしたって、基礎能力向上を目的としたものが多く、忍術の練習よりもそちらを優先していた。 おそらく、今この場で聞かれている質問の意図からして、戦闘で役に立つ忍術で使い慣れたものは何か、と言ったことを聞きたいのだろう。そうなると、今のカカシに答えられる術がほとんどない。 しばらく空に浮かぶ雲を見ながら考えたカカシは、結局「瞬身の術?」と答えるしかなかった。 「そういうこっちゃねーよ」 「なら、変わり身の術」 「カカシ君ってもしかして天然?」 賽の目に切られた寒天を掬い取って、今まさに口にしようとしていたタンボは、思わずツッコんだ。 カカシはそれに「あははは」と笑って適当に誤魔化すも、ダンチのジト目に気づき、すぐに黙ることになる

siversou
8月14日読了時間: 1分
[NARUTO]旧第七班逆行人生5-4
TEXT『琉叶長編』にて連載中 【旧第七班は逆行人生】のつづきです。 残念がるタンボと悔しがるダンチを煽るように、ニコニコ笑顔でカワラは抹茶を啜る。 それを聞いて更に落ち込む二人を、カワラは楽しそうに見た。 カカシはカカシで、自身の顔を真正面からこうやって褒められることが少なかった為、少し気恥ずかしい気持ちに襲われる。 「……ドーモ」 「ふふっ、そういうところは普通の子供とそう変わりませんね」 カワラの発言にギクリとしないでもなかったが、カカシはそれを臆面にも出さずに「そりゃ、子供ですから」と返した。その返しが子供らしくないと言えるのだが、カワラは敢えてそこには触れず、続ける。 「今日の演習で見せた土遁は素晴らしい展開速度でした。カカシ君の得意忍術は土遁なんですか?」 「いえ、そういうわけじゃ」 「えぇ?! あれだけすげー忍術使えるのに違うのかよ?! ボクてっきりカカシの得意忍術は土遁なのかと」 「うそぉ、アタシもそう思ってたのに。忍術発動までの時間も早かったし、あれって絶対強度も下忍レベル超えてたでしょ」 班員二人の反応も仕方ない。な

siversou
8月1日読了時間: 2分
[NARUTO]旧第七班逆行人生5-3
TEXT『琉叶長編』にて連載中 【旧第七班は逆行人生】のつづきです。 「……ダンチごめん。今日はアンタの意趣返しもある程度は許容するわ」 「やったぜ!」 「そんな、タンボさん……」 口元にお抹茶を運びかけていたカワラは、珍しいタンボの寝返りに悲しそうな表情をして見せる。 だが、タンボもダンチも、そんなカワラの表情も半分は演技であると理解しているため、冷めた目を向けた。 「……カワラ先生、ご馳走様でした」 「えっ」 「食うのはっや!」 三人が慣れたやり取りを繰り広げていると、横からカカシの声がしてダンチとタンボの二人は驚く。 カカシは既に、栗羊羹を平らげていた。 甘いものが得意そうに見えなかっただけに、この早さであれを完食した事実に驚く。 なにより 「カカシ君の素顔、見れなかった……」 「あっ、あぁぁぁああああああ!! そうじゃん!! せっかくのチャンスだったのに!!」 「私はカカシ君の顔を見ましたよ。サクモさんに似てなるほど、整った顔立ちをしてらっしゃいましたね」

siversou
7月27日読了時間: 1分
[NARUTO]旧第七班逆行人生5-2
TEXT『琉叶長編』にて連載中 【旧第七班は逆行人生】のつづきです。 件の演習試験では、途中までは殆どノーミスで突破できていた。 それが、半分を超えたあたりで殺傷力の高くなったトラップが増えてきて、最後の方に至っては、起爆札の規模や範囲が増しているどころではなく、起爆札を察知して避けた先にクナイがとんでくるように仕掛けが施されており、そのクナイを躱す為に跳べば丸太が頭上を通り過ぎる配置に仕掛け糸が。 かといって、クナイを忍具で弾けば、足元や宙に無数に張り巡らされていた別の仕掛け糸のどれかが切れるであろう状態になっていた。 幸い、その大半はカカシが活躍して凌いだ。 だが、最後の最後でゴール直前だと気づいたタンボは気を抜いてしまい、木葉に隠れるように仕掛けられていたトラップに気づかず。 その結果、仕掛け糸に触れてしまい、クナイがタンボの足に飛んできたのだ。 そのクナイ自体はカカシがトラップとして飛んできたクナイを掴み、そのままタンボを助けるように投げ飛ばしたことで弾き飛ばした。 しかし、クナイの脅威は退けられたものの、咄嗟に狙われた足

siversou
7月14日読了時間: 2分
[NARUTO]旧第七班逆行人生5-1
TEXT『琉叶長編』にて連載中 【旧第七班は逆行人生】のつづきです。 「お待たせしました。ごゆっくり~」 茶屋の給仕が最後の注文を提供し終え、暖簾の奥へと消えていくのを横目に確認したカワラは、店先に一つだけ置かれた椅子に座っている子供たちに声をかけた。 「さぁ、遠慮なくどうぞ。私たちの班結成祝いです」 木ノ葉の里でも古くから親しまれている甘味処。 『甘栗甘』 ここは、店主こだわりの甘栗をふんだんに使用した栗羊羹がイチオシ商品ではあるが、その他にも「甘味と言えば」な定番メニューも取り扱っており、班員各位はそれぞれ別の品を注文していた。 タンボはあんみつ、ダンチはぜんざい、カカシは栗羊羹だ。カワラは甘味ではなくお抹茶を注文し、両手に持っている。 ダンチは給仕から手渡されたぜんざいを見て、破顔一笑。 「やっりぃ!! ボク、カワラ先生のこういう腹が太いところ、大っ好き!!」 「ダンチ君……君が言うと、別の意味に聞こえてしまうんですよね、その言い回し」 「太っ腹って言えるくせに、わざとそっちの言い回ししてるの、アタシ、性格悪いと思うよダンチ

siversou
7月1日読了時間: 2分