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​白 銀 の 戦 慄

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[クロスオーバー]銀魂とコンパス

執筆者の写真: ナオト 藤咲
ナオト 藤咲
7 日前
読了時間: 7分

コンパスは死後の世界、という説がコンパス界隈ではまことしやかに囁かれており、それを受けて書こうとしてここで止まっております。

続き、かけたら書きたい


「御用改めである!真選組だァ!!神妙にお縄につきやがれッ!!!」


夜を切り裂く俺の号令と共に、屋敷の中へ隊士達が雪崩込む。

あちこちから怒号が飛び交い、攘夷浪士達が飛び出してくるのを次々と切り払っていく。


「おのれぇ真選組ィッ!!よくも仲間を!!刺し違えてでも貴様だけは!!土方十四郎ッ!!!」


叫びながら刀を振ってくる浪士を一刀の元に切り伏せ、後ろから飛びかかってきたやつに回し蹴りを食らわせる。

数だけは多かった攘夷浪士は練度が低かったのか、瞬く間に制圧されていった。


あらかた片付け終わった後、俺は返り血一つ浴びていない総悟に声をかける。


「総悟、親玉は見つかったか?」

「いえ、それが見つかってねぇんでさァ。屋敷ん中はくまなく探しやしたが、どこにも。」

「そうか.....となれば、離れにいるだろうな。行くぞ総悟。」

「がってんでィ。」


残りの隊士達に支持を飛ばし、この場は近藤さんに任せて俺と総悟は離れへと駆け出す。


「そうだ土方さん。」

「なんだ?」

「どっちが親玉早くとっちめられるか勝負しやしょうぜィ。」

「おい、ここは戦場だぞ。いくらなんでも....。」

「へぇ〜土方さんは俺に勝てねぇと思ってるんだァ〜副長ともあろうお人が情けねぇですねィ。」

「総悟テメェ!上等だコラァ、その勝負受けて立ってやるよ!」


ニヤニヤと笑う総悟の挑発にまんまと乗っかってしまった。いつもこうだ、こいつやあの万事屋の男には口車に簡単に乗せられてしまう。

攘夷浪士とか罪人の前ではそんなことないのに、こんなんでは副長の示しがつかない。

ぜってぇ先にとっ捕まえてやると、気合を入れ直したその時。


「ッ総悟!!!」

「うわっ!?何しやがんで.....ッ!?」


視界の端に光るものを捉える。それが総悟を狙っているとわかった途端、考えるより先に体が動いた。

総悟を思い切り突き飛ばす。

前に倒れた総悟の悪態と同時に、


バァンッ


無機質な音が響く。

俺の体から血が吹き出した。


「....は、ははっ.....やった、やったぞ!あの真選組副長をッグファッ」

「土方さん!土方さんッ!!」


ごふり、と血を吐いて、俺はドサリと倒れた。

体を貫く焼け付く熱と、血が流れる感触、そして総悟の切り裂くような叫びを最後に、俺は意識を手放した。

[newpage]

「───で、────ね?」

「───、────思う。」

「でも────、────かなぁ...。」

「どこ────?」


ワイワイと賑やかな声がする。

組の連中の声かと一瞬思ったが、俺は討ち入り中のはずだ。

なら、誰なんだこの声は。


「カピッ────デスネ。」

「この方────ですね、─────?」

「─────セン、──────デスノデ。」

「目が─────、心配───。」


いろんな声がする。何なんだ?俺は、死んだのか?

あの時、総悟をかばって、銃弾を受けて。

それで、死んだのか、俺は?

なら、ここは地獄なのか?その割には温かいし、人の気配もある。

意識が少しずつ浮上していく。


「それにしてもすっごいイケメンだよねだよね〜!ダムダムも顔負けだよだよ?」

「フフ、確かに。私も負けていられませんね。」

「ふみゅぅ.....くろのおにいちゃん、まだおきないのかなぁ。」

「もう、半日以上だよね......リリカ、心配。」

「私も心配です......顔色も悪いし......。」

「カピッ、心拍数ヤ生体反応ニハ異常ハ見ラレマセンノデ、ソノ内ニハ起キルト思ワレマス。」

「てか、こいつボイドールも知らねぇんだろ?新しい仲間とかじゃないんだよな?」

「ハイ、私ノデータニモ適合スルモノハイマセンデシタ。」


様々な声が聞こえるが、それのどれにも聞き覚えがない。

結構な人数がいそうなことはわかった。悪意がなさそうなのもわかった。

ゆったりと意識が覚醒していき、俺はうっすらと目を開ける。


「.........っ、う..........。」


途端に目を刺してくるのは蛍光灯の光。慣れるのを待ってから完全に目を開く。

視線だけを彷徨わせると、そこは医務室のような場所で、俺の周りには6、7人の人間達がいる。


「.......ここ、は........。.」

「!!ボイドールさん!この方、目を覚まされましたよ!」

「カピッ、コチラモ覚醒の確認ガトレマシタ。」

「良かった、お目覚めになられたのですね。ご気分はいかがですか?」

「お兄さん、お腹空いてない?リリカ特製のアップルパイ、たべる?」

「おにいちゃん、よかったぁ。コクリコ、ねちゃったままなのかなっておもったよぉ。」

「なあなあ、元気になったんなら俺とゲームしようぜ!あ、俺は十文字アタリ!よろしくな!」


わっと一斉に話しかけられ、俺は目を白黒させる。

何なんだ、こいつらは。ここは一体どこなんだ、俺は本当にどうなってしまったんだ。

総悟は、近藤さんは、無事なのか。


「ッ!うっ.......ぐっ.....!?」


ガバッと勢い良く起き上がる、が胸の中心がものすごく痛み思わず押さえつける。見下ろせば見慣れた隊服、血に塗れてもいないのに、そこがとんでもなく痛かった。


「ッ大丈夫ですか!?」

「きゅ、急に起き上がっちゃだめだよ!半日以上も寝てたんだよ!」


胸を抑える俺の背中を金髪の女性とピンクのツインテールの少女が擦ってくれる。

傷は、ないのに。

撃たれた傷の痛みだけがそこにあった。


「っ........う、はっ........ はぁ、すまねえ、大丈夫だ。」

「うん.....。」


痛みが収まったので礼をいうと二人はそっと手を離す。

他の奴らも心配そうに俺を見ていた。


「それで.....ここは一体どこで、お前らは誰なんだ?すまねえが、状況が全く掴めねえ。」

「カピッ、ソレハワタシカラゴ説明サセテ頂キマス。コチラモ貴方二聞キタイコトガアリマスノデ。」


ふわりと音もなく近寄ってきたのは、白いからくり人形だった。手?のようなものにはカルテらしきものがある。

江戸にも様々なからくりだの何だのといるが、それでも見たことがない存在だったので少し面食らった。

そんな俺を気にすることなくそのからくり人形は話しかけてくる。

[newpage]

「マズ、貴方ノオ名前、年齢、ゴ職業ヲ教エテクダサイ。」

「........土方十四郎、27歳。真選組という武装警察の副長だ。」

「フム........ヤハリ、ワタシノデータニハ該当シナイ人物デスネ.......真選組トイウノモ聞イタ事ガアリマセン......何故ココニ......マタ新タナバグカ、ソレトモ.........。」

「おい、そっちの名前も教えてくれねえか。こっちは状況が何もわかんねえんだ、ここは一体どこなんだ?病院って感じでもねえ。」


何やらブツブツ言いながら手元のカルテをいじるロボットに、ついキツめに話しかけてしまう。

悪意はなさそうなのと子供ばかりな事から、攘夷浪士のアジトだとか、犯罪組織に捕まっただとか、そう言った可能性は低いとは思う。

が、それとこれは別だ。状況が全くわからない。

からくり人形はハッとした様子でカルテから顔を上げた。


「カピッ、コレハ失礼シマシタ。」


からくり人形はカルテを脇のテーブルに置き、機械らしくない恭しいお辞儀をする。


「私ハボイドールト申シマス。ココハ、人々ノ戦闘ノデータヲ解析スル場所......コンパス、トイウ所デス。私ハココノ管理人デモアリマス。」

「ぼい、どーる?戦闘データ解析.....?」


聞きなれない単語の羅列にオウム返しに聞き返してしまう。ボイドール、と名乗ったからくりは人間らしく頷く。


「人々ノ感情ノデータノ収集ノ為ニ作ラレタノガコノ場所デス。ソノ手段ノ一ツガ、戦闘トイウワケデス。マァ、アマリ難シク捉エナクテモ大丈夫デスヨ。ソレカラ、ココニイル方々ハ皆データノ収集ニ協力シテ頂イテイマス。」

「戦闘のデータ......って事は、こいつらはここで戦ってるってことか?ガキ共も?」

「ハイ。理解ガ早クテ助カリマス。」

「...........そうか。とりあえず、分かった。」


子供にも戦わせていることや、いる人間がチグハグな事や、管理人って事はここはどこかの組織に管理されている場所なのか、とか、聞きたいことは山ほどあったが、ひとまずは飲み込むことにした。


「ねえねえ、トシトシ!」

「と、トシトシ??」

「とーしろー、だからトシトシ!ね!あ、メグメグはメグメグだよ!よろしくね!!ねえねえ、聞きたいことがあるんだけどいいかな?」


髪がピンクのツートンの少女がぼふんとベッドに勢い良く腰掛け、ズイッと近寄ってくる。思わず体をそらしながら答えられる範囲ならと返すと、


少女.....メグメグは一瞬スッと目を細め、

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