思いは届かず 見たくはなかった あの光景が 脳裏にくっきりと像を結んだ 『松陽先生！』 見たくはない光景 それを見ぬよう 頭が痛くなるほど 強く・・・・強く 己が瞼を 瞑っていた・・・・・・ 閉じていた・・・・・・ だが 聞き覚えのある 懐かしいとさえ思える 自分の声が...

1：以下、名無しに代わりまして学生がお送りします。ID：Uka1-1/-lG ほんと、何なんだよアイツ ２：以下、名無しに代わりまして学生がお送りします。ID： ≫１ 一体どうした ３：以下、名無しに代わりまして学生がお送りします。ID： 意味が分からないのは俺たちの方...

途端に辺りの色が 真っ赤な鮮血の色から 綺麗な夕焼け色に 染まりかえる -------------------また、変わった？ 『銀時』 声が響く 今は懐かしい あの人の声が 『先生？』 『夕焼けは、本当に美しいものですね』 『どうしたの？』 何時もとほんの少しだけ...

（分からない・・・） -------------------えっ？ 目の前の鬼（じぶん）の 考えている事が 直接頭の中に 伝わってくる （・・・何で俺のために皆・・死んでいくんだ・・・） その鬼おにの大きな目からは 止め処なく 涙が零こぼれ落ちる その鬼は音こえを発さない...

『もう嫌だ・・・殺したくない・・・』 その鬼は 頬に涙を流しながら 震える声で そう呟つぶやいた・・・・・・・・・・ -------------------おかしい 銀時は目の前にいる もう一人の存在（じぶん）を見て この場に無いはずの顔に 冷や汗をながした...

光りの次に現れたのは 今では忘れていたあの光景 -------------------これは 銀時の眼に移ったのは 血まみれの屍・・・・ 辺りはその屍の血によって 赤く染め上げられていた その中に一人 蹲うずくまる様にして存在いたのは 銀髪を赤髪に変え その手を血に濡らし...

twitterで以前投稿した、エアオンリー風短編です。 埋もれさせたまま終わるのは勿体ない気がしたのでこちらでも投稿します。 （今日は【アイドリッシュセブン】の二階堂大和兄さんの誕生日ですしね、何かしたアイナナ関連のものを投稿しておきたかったんです）...

周りには暗闇しかない 光など存在しない -------------------ここは 銀時が目を開けて見たそこは ただの闇が広がる世界--------------------- 辺りを見渡して見るが 黒以外の色が存在しない・・・・・・・・・・・...

今日から一週間ごとに、計11本のサイト移転際に省いた短文を更新していきたいと思います。 最初期のサイトに掲載しているタイトルは【夢（おのれ）の中に眠るは・・・】 掲載時期2012-07-08 本日更新するのは、[序章]として書いた「まどろみ」です。...

1月14日にブログSS投稿した小説と同じように、あまりにも酷い駄作というか、短すぎる短文だなと考え、二度目のサイト移転の際に転載を省いた作品です。 ☆★☆★☆ 銀時との出会いは運命によって決まっていたのかもしれない 子供の頃は良く喧嘩もしたし遊んだりもした...

これは銀魂小説を書き始めた最初期頃に書いたもので、あまりにもひどい出来だったので、二次小説投稿サイトが閉鎖する、という事態になった際に、サイトを立ち上げるかと動き始めた折、二度目のサイトで移転を省いた駄作です。 最初期のサイト、以前ブログで懐かしいと投稿したサイトには掲載が...

天気のいい昼下がり。 ヘッドフォンから流れる音を河上万斉は聞いていた。 シャカシャカシャカ そのヘッドフォンから漏れ聞こえる「シャカシャカ」言う音に、だんだんイライラしてきた来島また子は、キィィィと開いた扉の音を引き金に、勢いよく万斉へと向き合った。...

近衛　陸様のリクエスト希望小説、内容は【銀魂×鋼の錬金術師】のクロスオーバー。 初めは上記の内容として書き始めたのですが、鋼の錬金術師とクロスオーバーするにしても、アニメ一期のアニオリを基準にするか、原作でやるか迷いまくり、もう分からん！！！...

ルーズリーフ一枚目 ふと、俺は疑問に思う。 ──こいつら、本当に…… 「……俺より年上なんだろうか？」 銀時は箸を片手に、今繰り返されている目の前の現状を確認し、そんな事を考えた。 何故、銀時は今そのようなこと思ったのか。...

公式の松陽との遭遇を思い出したいときにと思って走り書きしたやつ。 大地を埋め尽くす屍の山。 空中には烏が群がり一種異様な光景がそこには広がっていた。 しかし、そんな光景の中でも特に異様だったのが、屍の山の中に一人、生きて握り飯を食べる童子がいることだった。体を折って横たえて...

暖かな春の陽気とはよく言ったもので、窓から差し込む光は一ヶ月前と比べるには忍びないほどには暖かい。 光のベールに包まれた机の上に手を置いて、穏やかになる心とは裏腹に、銀時はざわめく周囲に一瞥をくれてやった。 （全く、高校生にもなって中学の頃と同じ反応とはな……）...

新八に布団を剥ぎとられ、神楽は瞼をとろんとさせながらもゆっくりとその体を起こす。 「……今何時アルか？」 まだ寝惚けていて上手く頭が回らないのか、新八に問うた神楽は押入れから出ようとしてそのまま襖に頭をぶつけてしまう。 「痛っ！？」...

悲しいから、楽しいから。 そんな理由で涙を流せる奴を、幸せな奴だなと思う。 「──坂田！」 教室を出たところで声を掛けられ、坂田と呼ばれた生徒は後ろを振り向いた。 「なんッスか、近藤先生」 「あ、いやなんだ、入学したてで悪いんだがな……お前にちょっと話が」...

「どうすりゃいいんだろ」 白い雲がひとつとして浮かんでない晴天。 そんな日和にポツリと呟かれた言葉。 空を見上げながら思わず口をついて出た言葉に、慌てたように彼は自分の両手で口を塞いだ。 歩みを止め、ぶんぶんと首を振ってあたりを見渡す。...

その日、銀時は朝から上機嫌だった。 冬将軍の足音が近付いてきた季節。朝、日の出が上がると同時に布団から這い出た銀時は、既に台所へ立っていた松陽に挨拶をして山に向かった。 村から山まではかなりの距離があったが、銀時にとってそれは大した距離ではない。...